子供用折りたたみ傘を選ぶ時の5つのポイント
1.前方の見やすさ
雨が降って傘をさしていると視界が狭くなります。そのため、傘生地の1~2コマに透明の窓がついていると視界が広がり前方確認ができるため安全です。
親骨の長さも大切です。長く使いたいと考えて子供の体の大きさに適応していない大きめの傘を買ってしまうと、傘で視界を遮ってしまいます。そのため、傘を買う場合は子供と一緒に広げてから視界の広さを確認してみることをおすすめします。
2.目立つ色や反射シートがついているか
雨の日は雨音で周囲の騒音が聞こえづらい上に、水たまりで濡れたり滑ったりしないように足元を見て歩くため、周囲に十分な注意が払えません。また、そもそも傘で視界が狭くなっていることから、交通事故の危険性が高まります。
そこで、子供の安全を守るために、自動車やバイク・自転車などの運転者から注意を向けてもらえる、視認性の高い傘を選ぶのが良いでしょう。
傘の色は目立ちやすいようにカラフルな傘布がおすすめです。黒や紺、緑などの色は落ち着いていて大人の傘生地によく使われていますが、雨の日には見えにくい色なので、子供の傘の色としては不向きと言えるでしょう。
また、ライトに照らされると反射するリフレクターが付いていると、薄暗い中帰宅する子供の存在を目立たせることができるため安全です。
リフレクターは別売りでも各種販売されているので、子供の安全な帰宅のために傘に後付けするのもおすすめです。
3.軽くてコンパクトに収納できるか
折りたたみ傘は、学校で置き傘が禁止されている場合は、ランドセルに入れて持ち運ぶことになります。習い事に行く場合も雨が降りそうな時は普通の傘を持っていくよりも忘れ物の可能性が低く安心です。
学用品ですでに重たいランドセルや習い事鞄の中に入れる荷物としては、折り畳み傘は軽くてコンパクトに収納できる必要があるでしょう。
【折り畳み傘の構造】
(参照元:JUPA基準|日本洋傘振興協議会10.付図2)
折り畳み傘には、親骨が2段に折れる「ホック式」と親骨が3段に折れる「トップレス式」があります。子供が扱いやすい傘を実際に試して選びましょう。
4.開閉のしやすさ
ボタンを押すと開くジャンプ傘は片手で開閉できるため便利ですが、ボタン部分で指をはさんだり、急に開いて周囲に怪我をさせてしまう可能性があります。そのため、初めて傘を使う子供の場合は、ボタン式で開く傘よりも、手開きできる傘を選ぶことをおすすめします。
閉じる時にも「安全ろくろ式」という表記や、「手が挟まれにくい部品カバー付き」等の表記のある傘を選びましょう。
5.大きさが子供の体格に合っているか
老舗の傘屋である株式会社オカモトが調査した子供傘の適応身長表をみてみましょう。
【子供傘の適応身長表】
(参照元:適応身長表|株式会社オカモト)
体の大きさに合わない傘は子供にとって扱いづらく、風に煽られた時に対処できない場合があります。また、雨が止んだ後に持ち帰る時も、地面に引きずって壊してしまうことがあります。
気持ちよく長く使うためにも、子供の身長と親骨の長さがあっている傘を選ぶことをおすすめします。