親が言ってはいけないこととは?嫌いな食べ物を克服する方法を紹介! - cocoiro(ココイロ)

「子供にはなるべくたくさんの種類の食材を食べて欲しい」と願う親御さんも多いことでしょう。しかし、離乳食や普通の食事が食べられるようになると、食べ物の好き嫌いが出てきてしまうものです。子供の好き嫌いを克服するためには、家庭でどのような工夫をすれば良いのでしょうか。今回は、子供が野菜嫌いになってしまった場合の克服方法について紹介します。

子供が嫌いな食べ物を克服する5つの方法

子供の成長や食生活の栄養バランスを考えて、毎日のメニューで少しずつ違った食材を取り入れていくという親御さんも多いかもしれません。しかし、子供は野菜特有の食感や味に慣れていないため、おいしいと感じることができずに嫌いになってしまうことがあります。

子供が嫌いな食べ物を克服するためには、調理方法を工夫したり、食事の盛りつけなど、見た目にも気を遣う必要があります。好き嫌いを克服するために、まずは次の5つの方法を試してみましょう。

嫌いな食べ物を目にする機会を増やす

ニンジンやピーマンなど、嫌いな食材を見ただけでお皿によけてしまうという子供もいるかもしれませんが、嫌いな食べ物を克服するための方法のひとつとして、「嫌いな食材を目にする機会を増やす」という方法があります。子供がどうせ食べないからといって、苦手な食材を避けていては、いつまでたっても克服できません。子供に食べさせなくても、ママやパパがおいしそうに食べる姿を見せたり、時々「食べてみたら」と促してみるうちに、自然と影響されて食べるようになるかもしれません。

幼稚園や保育園で他の子供が食べていたり、ママやパパが苦手な食材をおいしそうに食べている姿を見ることで、「この野菜は危なくないものだ」という理解につながり、興味を持つようになります。「自分も食べてみたい!」と思えるきっかけになるよう、苦手な食材も定期的にメニューに取り入れてみましょう。

細かく刻んで料理に混ぜ込む

子供が野菜嫌いになる理由として、味や食感以外にも「見た目が嫌い」という場合があります。その場合は、見た目が気にならないように柔らかく煮こんで形をなくしたり、子供が好きなメニューに嫌いな野菜を擦って加えたり、または細かく刻んで料理に混ぜ込むことで、子供もおいしく食べてくれるかもしれません。野菜をミキサーにかけてスープにする場合は、他の食材と一緒に混ぜるなどの工夫をすることで、味も気にならないでしょう。特定の嫌いな野菜がある場合は、刻んだりペイスト状にしてみてから食べさせるようにし、問題なく子供が食べる場合は、少しずつ形を分かるようにしていき、徐々に苦手意識を克服するようにしましょう。

調理方法を変える

野菜独特の苦みや渋み、味が苦手という子供は、味付けなどの調理方法を変えることで、苦手な野菜を食べることができるかもしれません。例えばニンジンの甘煮を食べない子供が、カレーやシチュー、炒め物などにすると食べるようになった、というケースもあることでしょう。逆に、思い切ってキャロットケーキなどの野菜スイーツにすることで、ニンジンの風味を克服できるかもしれません。

子供が小さいうちからさまざまな味にふれさせることで、好き嫌いの克服につながります。いろいろな味にふれさせることで、味の好みも変わりますので、苦手な食材を克服するきっかけになるでしょう。苦手な野菜ひとつをとっても、調理方法はたくさんあります。調理の仕方で味を変化させ、苦手な食べ物を克服していきましょう。

絵本などで食材に関心を持ってもらう

子供は絵本が大好きです。野菜へ興味を持ってもらうために、野菜が題材となっている絵本を読んで食材を身近に感じてもらうことで、苦手な野菜への考え方も変わってくるかもしれません。野菜をおいしそうに食べる子供が主人恋の絵本や、野菜がどのように栽培されるかなど、野菜そのものに興味を持てるような絵本を選ぶのがいいでしょう。

料理をいつも作っているママの気持ちが分かるような絵本も、食事の楽しさに気づくきっかけになることでしょう。「食事の時間は楽しい」「野菜はおいしく食べたい」「自分も料理を手伝いたい」と思えるような、食育絵本を取り入れ、食に興味を持ってもらうようにしましょう。

家庭菜園などで、食材を身近に感じてもらう

苦手な食材を克服するためにも、子供が食材に触れる機会をつくってみてはいかがでしょうか。例えば、ベランダや庭で野菜を一緒に育ててみたり、スーパーで買い物に行ってたくさんの種類の食材を見せるだけでも、食材を身近に感じるきっかけとなります。

子供が苦手意識を持ちやすいピーマンやトマト、ナスなどはプランターで気軽に家庭でも育てることができます。季節のフルーツの収穫体験のほか、最近では野菜の収穫体験ができるような施設も増えてきています。野菜がどのように育つかを知り、自分で収穫した野菜をどのように調理するかをみせることで、野菜への興味や新しい視点を持つことができるかもしれません。