幼稚園での身体測定について!内容や事前に準備できることとは? - cocoiro(ココイロ)

幼稚園では、子供の成長を記録し、健康を管理するために身体測定を行います。身体測定では、ほとんどの園で毎月身長と体重の測定が行われ、成長の記録から成長曲線が作成されます。初めて身体測定を行うという子供の場合は、事前に家庭で準備できることはあるのでしょうか。今回は、幼稚園の身体測定の内容や、身体測定をスムーズに行うためのポイントについて紹介します。

幼稚園での身体測定の内容は?

幼稚園に入園すると、最初に行われるのが入園時検診です。保護者同伴で実施されることが多く、予防接種や運動機能、言葉の発育などについて検診します。次に、5月~6月頃に前期検診、9月~10月頃に後期検診が行われます。検診では主に身体的および精神的な状態を確認することが目的ですが、検診とは別に毎月行われるのが身体測定です。

身体測定を行う頻度や実施時期については各園によって異なりますが、身体測定の主な内容はそれほど変りませんので、紹介しましょう。

身長と体重は毎月測定する園が多い

幼稚園での身体測定は、健康管理の一環として行われます。身長が毎月どれくらい伸びているかや、体重の推移に気になる点はないかなど、子供の食生活や生活習慣の見直しはもちろん、病気の早期発見に向けて定期的に身体測定が行われています。ほとんどの幼稚園で毎月身体測定が行われているといいますが、地域や園の規模によっては身体測定を実施する時期に違いがあるようです。

身長や体重を測定する際は、園児は下着姿になります。身長を測定する際は、頭部から足部までを垂直にする必要があり、乳幼児は体の動きが激しいこともあるため、安全面にも注意しながら測定が行われます。

走ったりジャンプするなどの運動発達の検査も

身体測定の主な内容は、身長と体重の計測ですが、身体測定以外にも、1年に数回、運動発達の検査なども行われます。幼稚園では運動会も実施されるなど、子供の身体能力を伸ばすカリキュラムが組まれています。

運動発達の検査では、自由遊びの時に子供がどれくらい動き回っているかや、片足立ちやジャンプなど、子供が身体を動かすことに対してどのような姿勢でいるかなどがチェックされます。幼稚園児は身体が発達する時期ですので、さまざまな動きを習得することで、子供の成長につながります。身長や体重だけでなく、幼稚園での遊びを通して身体能力の確認をすることができます。

言葉の発達や適応能力についてもチェックされる

幼稚園では集団生活を送ることになるため、言葉の発達や、他の子供との接し方について、幼稚園側でも気になったことは随時確認しています。個人差や性格はあるものの、語彙力を伸ばしたいと考えている親御さんは、自分の子供が園内で他の子供たちとどう接しているかを把握することで、家庭での教育の指針となるでしょう。

入園したばかりの子供は、緊張して何を話したらいいのか分からず、静かに過ごしてしまうこともあるかもしれません。定期的に園児の生活態度を確認することで、言葉の発達や適応能力について把握することができます。

気になることがあれば幼稚園に知らせること!

身体測定の結果は保護者にも知らされますが、子供の身長や体重の数値が正常なものかどうか、気になるという方もいるかもしれません。身体測定や定期健診が行われる際は、保護者が気になることを聞くチャンスでもあります。標準身長・標準体重など、園医に確認したい点や普段の生活で気になったことがあれば、事前にメモなどで知らせておくのがいいでしょう。