【小学校高学年向け】お小遣い帳の書き方とポイント
市販のお小遣い帳やノートに子供が自分で記録する
小学校高学年になれば、内容を考えて書くことも収支の計算もできます。この時期には、子供が自分でお小遣い帳の記録をするように促しましょう。
ただし、大人の家計簿のように複雑にする必要はありません。下記のように必要最低限の項目を用意し、続けやすくしましょう。
お小遣い帳には必要な項目を整理して書けるようにする
お小遣い帳には、下記の項目を整理して書けるようにしましょう。市販のお小遣い帳を使っても、ノートを用意して書いても良いでしょう。
ことがら
ことがらには、お金が出たり入ったりした名目を書きます。お小遣いをもらったのであれば「おこづかい」、何かを買ったのであれば「マンガ1冊」というように書きます。
入ったお金
入ってきたお金の金額を書きます。
出たお金
使ったお金の金額を書きます。
残ったお金
お金が入ったり出たりした結果、手元に残っているお金の金額を書きます。
【おすすめ】積み立てたお金
「積み立てたお金」という項目を作り、お金を貯めることに意識を持つ方法もおすすめです。一緒に、「お金を貯めて〇〇をする!」という目標も作ると計画的にお金を貯めやすくなります。
子供が気に入るお小遣い帳を買いに行くのもおすすめ
子供好みのお小遣い帳を買いに行くのもおすすめです。自分で選んだお小遣い帳であれば、愛着も出てお小遣いの記録が楽しくなることでしょう。
お小遣い帳は、B5のノートタイプ、ジッパーポケット付きでお金を入れられるタイプ、通帳のような横書きタイプ、シール付きのタイプなど、さまざまなものが売られています。中身も、ひらがな表記でマス目が大きいもの、小学校高学年から高校生くらいまで使える英語表記のものなど、いろいろあります。お子さんの好みに合わせて、使いやすいものを選びましょう。
子供が自分でお金の管理ができるようにするための方法
1日か1週間単位でお小遣いを渡す
初めからお小遣いを1ヶ月単位であげてしまうと、やりくりができずにすぐに使い切ってしまうことがあります。計画性を持ってお金を使うことを学んでもらうためにも、初めは1日単位でお小遣いをあげましょう。
1日単位でお金をやりくりすることを覚えたら1週間単位、1ヶ月単位とスパンを延ばしていくと、スムーズにやりくりを覚えることができます。
小銭でお小遣いを渡す
子供が小さいときは特に、小銭でお小遣いを渡しましょう。100円をあげるときは、10円玉を10枚というように、なるべく小銭を細かくして渡す方法がおすすめです。
「お菓子を買ったから10円玉が7枚減ったな」「お小遣いをもらったから、小銭の枚数が増えた」というように見るだけで分かるのでお小遣いの管理がしやすくなります。
逆にお金が貯まってきたら、「10円玉が10枚あるから100円玉1枚と交換するね」といった具合に小銭を整理してあげると、お金の種類も理解しやすくなります。
お小遣いを無駄遣いしていても極力口を出さない
子供がお小遣いを無駄遣いしても、親は極力口を出さず見守りましょう。子供が自分で選択して買ってみて「これは要らないものだったな」と感じることが大切です。子供が自分で感じることで「次は何にいくら使うか?」ということを学んでいきます。
おわりに
お金を管理する能力は、子供が小さいうちから養っていきたいと考えている親御さんは多いことでしょう。お小遣い帳は子供の年齢に合わせて活用すれば、お金の管理能力向上に役立ちます。ぜひ、子供の年齢や好みにも合わせて、楽しみながらお小遣い管理をしてみてください。
参考
子どもに金銭感覚を身に付けさせる教育方法とは?|ベネッセ教育情報サイト
子供にお小遣い帳をつけさせよう!年齢別の工夫が大事|MARCH(マーチ)
お小遣い帳でお金をかしこく管理しよう!|おカネのミカタ
お小遣い帳は100円均一で!子供が選ぶ3つのお小遣い帳を紹介!!|資格は独学で!働く主婦のここだけ勉強法