世界に通用する英語力や学力を求めて、子供の進学先としてインターナショナルスクールを考える親が増えています。その中のひとつ、京都に開学しているインターナショナルスクールの伝統校、京都インターナショナルスクールとはどんな学校なのでしょうか? どのような教育方針を掲げ、子供のどんな成長が望めるのでしょうか? その教育ビジョンや生徒たちの意識、学費と選考方法などについてまとめました。
もくじ
京都インターナショナルスクールについて
歴史と沿革
京都インターナショナルの前身は、京都在住の宣教師の子供たちのために、その母親たちが始めたホームスクールです。1957年の終わり、植物園陸軍基地にあったアメリカンスクールが閉校し、母親たちは子供たちの教育をどうするかの決断に迫られたのです。
その翌年、ホームスクールは京都市の一条通りに移転し、京都クリスチャンデイスクールとして開校します。教師が雇われ、年度の終わりには生徒が28人に。宣教師やその他の在京都外国人家庭の子供たちの学校として発展し、1966年には京都インターナショナルスクールと改称され、現在に至ります。
参考
History|Kyoto International School
「自分の言葉で世界と話す」子供を少人数教育で育てる
教育方針は「自分の言葉で世界と話す」
京都インターナショナルのコア・メッセージは「自分の言葉で世界と話す」です。バイリンガル教育を実践するインターナショナルスクールですが、京都インターナショナルが目指すバイリンガルとは、英語が流ちょうに話せることだけを意味しません。子供一人ひとりが自らの価値観を持ち、自分の考えにもとづいてさまざまな国の人と対等に語り合えるようになることを目指しているのです。京都インターナショナルの教育は、そういった子供の自立のための教育です。
少人数教育で国語と英語の両方を重視
小人数制の小学部から高等部までの一貫教育(5・3・4年制)で、教師が子供一人ひとりを低学年のうちから理解し、信頼関係に基づいた教育を実践しています。国際人を育む学校として英語で多くの授業を行いますが、同時に、日本の学校として国語で学ぶ授業をも重視しています。聖書を学ぶ時間はありませんが、キリスト教の普遍的な精神を土台に、これからの世界で生きる人間はどうあるべきかという人間教育がすべての根底にあります。
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学費
入学初年度の学校納付金は次の通り。
入学金 | ¥200,000 |
年間授業料 | ¥890,000 |
年間設備費 | ¥40,000 |
合計 | ¥1,130,000 |
※スポーツクラブへの参加費(自由参加)・ユニフォームのレンタル費用などは別途
※記事公開時の情報です
中学、高校への内部進学者は、入学金納入の必要はありません。また在校生の兄弟姉妹が入学する場合、学費の一部が免除されます。
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