最近の子供に多い病気
身体測定を行うことで、体に異常が見つかった場合は早期発見することができますが、最近の子供に多い病気には、何があるのでしょうか。
視力の低下
文部科学省が実施した調査によると、裸眼視力が「1.0未満」の小学生の割合は年々増え続けているといい、虫歯になる子供も多いという結果となりました。
疾病・異常を被患率等別にみると,幼稚園及び小学校においては「むし歯(う歯)」の者の割合が最も高く,次いで「裸眼視力 1.0 未満の者」の順となっている。
中学校,高等学校においては,「裸眼視力 1.0 未満の者」の割合が最も高く,次いで「むし歯(う歯)」の順となっている。
(引用元:学校保健統計調査ー平成30年度(確定値)の結果の概要|文部科学省、p22)
子供の近視は年々増えているといわれていますが、メガネやコンタクトレンズを使えば、日常生活に困ることはほとんどありません。しかし、一般的には年齢が若いほど近視が進みやすいといわれているため、子供の健康診断で視力が1.0以下となった場合は、早めに対策を立てるのがいいでしょう。
テレビを見ている際に距離が近かったり、遠くを見るときに目を細めているなどといった、視力低下の兆候が見られた場合は、早めに近くの眼科を受診するようにしましょう。
虫歯
お菓子やソフトドリンクなどの甘い食べ物が大好きな子供が気をつけたいのが、虫歯です。小さい頃は親が歯磨きを行いますが、学校に通うようになると、自分で歯磨きを行います。その際に磨き残しなどがある場合は、虫歯の発生につながるため、注意が必要です。子供の虫歯は前述した通り、高い割合で発生していますので、食後の歯磨きレッスンなど、虫歯の予防を心がけるようにしましょう。
肥満などの生活習慣病
食生活の変化により、肥満になる子供も少なくありません。ファーストフートなどのジャンクフートや、スナック菓子を日常的に食べる子供は、知らず知らずのうちにカロリーを過剰に摂取してしまうため、肥満へつながります。
また、ゲームが好きという子供は外で遊ぶことが少なくなってしまうため、運動不足によって体重が増加してしまうケースもあります。適度な運動と、栄養バランスの整った食生活を心がけるようにし、子供の生活習慣病予防につなげていきましょう。