英検準1級のライティング対策とは?問題例や英作文のコツを解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

英検準1級のライティングでは、何をどのように書いたらいいのでしょうか。これまで学校で英語のリスニングやリーディングの学習をすることはあっても、ライティングの練習はあまりしたことがないの人も多いようです。当記事では、英検準1級の1次試験で出題されるライティング(英作文)のコツや問題例を紹介します。

英検準1級のライティングとは

それでは、英検準1級のライティング問題について詳しく見ていきましょう。

問題の概要

英検準1級のライティング問題(英作文)は、1次試験・筆記問題の大問4で出題されます。英語を使って、興味や関心のある事柄、日常生活の身近な話題などについて要約または説明したり、自分の考えや意見を述べたりできる程度の英語力が必要となります。

問題例

ライティングの問題では、与えられたトピック(10〜20語程度)について自分の意見と理由を120〜150語の英作文にまとめます。トピックの多くは「賛成か反対か」を問われます。提示された4つのポイントから2つ選び、英作文に用いなければいけません。英作文は、「序論・本論・結論」の構成で書くよう指示されます。それでは、具体的に問題例を見ていきましょう。

<問題例>

・Write an essay on the given TOPIC.
・Use TWO of the POINTS below to support your answer.
・Structure: Introduction, main body, and conclusion
・Suggested length: 120-150 words

TOPIC

Agree or disagree:

Small, independent shops and businesses can survive in modern society

POINTS
・Cost
・Customer service
・The economy
・Traditional skills

(引用元:実用英語技能検定 2016年度第1回からのリニューアルのお知らせ|公益財団法人 日本英語検定協会

I agree with the idea that small, independent shops and businesses will be able to survive in modern society, and I have two reasons to support my opinion.

To begin with, the service at small, independent shops is usually far better than the service at larger businesses and chain stores. Independent shops are usually more closely connected to their communities, and their staff members often know their customers personally and have a good idea of what they are looking for.

Secondly, many independent shops are responsible for producing traditionally made goods. The skills to make these products have been passed down over generations, and consumers today still appreciate the quality and craftsmanship of the goods that these businesses sell.

It is for these reasons that I believe people will continue to use small, independent businesses.(135語)

(引用元:実用英語技能検定 2016年度第1回からのリニューアルのお知らせ|公益財団法人 日本英語検定協会

採点の基準

ライティング問題は1問のみですが、リーディング・ライティング・リスニングのそれぞれの技能に合格基準のCSEスコアが750点ずつ均等に配分されています。ライティングの1問で、ある程度の点数を取らなければ準1級に合格することはできません。英検準1級のライティングは、以下のような観点で採点されます。

  1. 課題で指示されている内容が含まれているか
  2. 英作文の流れや構成は分かりやすく論理的か
  3. 課題に合った語彙を正しく使っているか
  4. 文が正しい構造になっているか

出題されやすいテーマ

英検準1級のライティングでは、社会性のある話題がトピックとなる傾向にあるようです。特に日本の政府や日本企業などについて問われるテーマが多くあります。過去のライティングのトピックとして出されたテーマをまとめました。

  • 日本の消費者は、海外から輸入された製品を将来もっと買うようになると思うか。
  • 賛成か反対か:日本の企業はもっと外国人労働者を雇用するべきである。
  • 日本はもっと史跡を保護するべきか。

参考

準1級の過去問・対策|公益財団法人日本英語検定協会

  • 動物が動物園で飼われることは好ましいことか。
  • 人間は他の惑星に住むようになると思うか。
  • 日本政府はもっと環境保護に努めるべきか。
  • 日本政府は失業者に対してもっと支援するべきか。

参考

2019年度版英検準1級過去6回全問題集|旺文社