ライティング問題を解くコツ
ライティング問題の概要やトピックの出題傾向がつかめたら、次はライティングの練習をしていきましょう。ここでは、ライティングの問題でうまく英作文を書くためのコツを紹介します。
構成を理解する
ライティング問題の指示の中にもあるように、英作文は以下のような構成でまとめる必要があります。
- Introduction(序論)
- main body(本論)
- Conclusion(結論)
この構成に従って、選んだ2つのポイントを用いて英作文を書いていきます。英作文を書くときに大切なことは、パラグラフ(段落)をトピックセンテンス(主題文、一番伝えたいこと)と、それを裏付けたり説明したりするサポーティングセンテンスで構成することです。英検準1級の英作文として模範的な流れを次のようにまとめました。
序論 | 第1パラグラフ | トピックに対する自分の意見(1〜2文程度) |
本論 | 第2パラグラフ | はじめに、1つ目のポイントについてのトピックセンテンスを書く。そのあとに根拠を述べるサポーティングセンテンスを書く。(2〜4文程度) |
第3パラグラフ | はじめに、2つ目のポイントについてのトピックセンテンスを書く。その後に根拠を述べるサポーティングセンテンスを書く。(2〜4文程度) | |
結論 | 第4パラグラフ | 「序論」で書いた自分の意見を「結論」として書く。(1〜2文程度) |
(英検1級ライティングの問題と解答のコツ・ノウハウ|旺文社リスニングアプリ 英語の友 より筆者作成)
使える表現を覚えて書く
エッセイなどでよく使われる表現を覚えておけば、ライティング問題での英作文が書きやすくなり、読み手にも分かりやすい文章になります。英検準1級のライティング問題で使えるいくつかの表現を紹介します。
<自分の意見を述べる時に使える表現>
- I agree with 〜/ I disagree with 〜
(私は〜に賛成です/私は〜に反対です)
- I think that 〜
(私は〜だと思います。)
<2つのポイントを展開する時に使える表現>
- First(ly)、First of all (まず、)
- Second(ly)、Second of all(次に、)
<本論で使える表現>
- For example 〜
(例えば〜)
- In particular 〜
(特に〜)
- In my experience 〜
(私の経験では〜)
<結論で使える表現>
- Therefore 〜
(このように〜)
- Because of these reasons, I believe that 〜
(これらの理由により、私は〜だと確信しています。)
理由を考えてから主張を決める
ライティングの英作文で問われるのは、英語でのライティングスキルです。正しい語彙と文法、論理的な文の構成により、どれだけ正確に英作文をかけるかが得点のポイントとなります。高度な内容や専門性を審査されるものではないので、書きやすさを基準に内容を選ぶようにしましょう。自分にとって英語で表現しやすいポイントを選んでみてください。
まとめ
英検準1級のライティング問題の概要や対策について紹介しました。ライティングの出題形式は毎回同じなので、コツをつかんで練習すれば点数を上げることができます。英検準1級レベルの英作文が書けるように学習すると同時に、日常的にニュースや新聞などで時事問題に関する知識を増やすのも大切です。英検準1級合格を目指して、ぜひライティングの練習にチャレンジしてみてください。
参考
準1級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
【英検準1級ライティング対策】合格ライン突破の英作文が書ける3つのコツ! | ESL club
【英検準1級ライティング予想問題】バイリンガル講師による模範解答付き! | ESL club
英検準1級ライティングの問題と解答のコツ・ノウハウ | 旺文社 英語の友
【英検®︎準1級ライティング対策】確実に合格点を取れる英作文の書き方 | 4skills
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