お盆の帰省事情を徹底調査!子供のことを考えるとどうすべき? - cocoiro(ココイロ)

夏休みのシーズンになると、お盆の帰省のことを考える家族も多いでしょう。みなさんはどんなお盆を過ごしていますか? 周りの情報を参考にしてお盆の過ごし方を検討する人もいるでしょう。実際に子供を連れた家庭は、お盆をどのように過ごすのでしょうか。

みんなはお盆をどう過ごしている?

お盆の過ごし方は人それぞれでしょう。実家に帰省する人もいれば家族で旅行に行く人もいるようで、それぞれの家庭によって大きく異なってきます。しかし、自分の家庭以外のお盆の過ごし方を耳に入れることは多くないでしょう。今回は日本人の平均的なお盆の平均的な過ごし方を紹介します。

お盆の日数と帰省率

ソニー損害保険株式会社が発表した「お盆の帰省に関する調査(2018年)」によると2018年のお盆の休み日数は平均4.9日となっています。一般的にお盆と呼ばれる期間は「13〜16日」とされており、11日と12日が土日であったことと、11日が祝日だったことから合計で6連休を確保することができました。

もちろん、仕事との兼ね合いもあり、多かったのは「5日連休を確保することができた」という人です。20%近い人が5連休を確保できているので、2018年のお盆はゆっくり過ごすことができたという人も多いでしょう。

しかし、こういった人たちとは違い、そもそも帰省をしなかったという人もいるでしょう。Livingくらしが実施した「2017年のお盆・夏休みの帰省についてアンケート調査」のなかで、「昨年のお盆は帰省しましたか?」という質問に対して49%程度の人が「帰省はしていない」と回答しました。半分近くの人が帰省をしていないということになっています。帰省よりも休暇期間をどう楽しむのかを考えている家庭が多かったことが分かります。

子供の年齢と帰省率の関係

子供連れの家族の帰省率には、子供の年齢も関係してきます。子供が小さいと帰省で親族に子供の成長を報告しなければいけないという使命感から帰省するという家庭も多いようです。未就学児や小学生がいる家庭は「帰省した」という声が多かったのに対して、子供が「中学・高校生」になると一気に「帰省しなかった」という家庭が多くなるようです。

実家で待っている祖父母にとっては悲しい現実かもしれませんが、子供の部活動などが理由で帰省が困難になるという家庭も多いです。どうしてもお盆のシーズンになると部活動の大会や合宿が多くなるので、仕方がないことかもしれません。

また、受験が近い学生がいる家庭は受験勉強に充てる時間としてお盆を活用する家庭も多いです。帰省に関しては基本的に子供の生活リズムが基準になるので、なかなか親の思った通りにお盆を過ごせないという家庭が多いようです。

どっちの実家に帰省する?

実家に帰省するとなっても、「父の実家」か「母の実家」のどちらに向かうべきか、という議論もあるでしょう。どちらの実家に帰省するのも自由ですが、「帰りづらい」という声も聞きます。

前述のLivingくらしの調査によると、お盆や夏休みに帰省した家庭のうち、「母の実家」に帰省したという家庭は48%を超えています。「父の実家」「両方」という家庭がどちらも26%となっており、同じくらいでしたが「母の実家」よりは少ないのが現状です。

これは母姑問題が関わってきており、「帰省したくない」という意見につながってきています。

「帰省をしたくない」理由とは

中には帰省をしたくないという家庭もあるようです。特に母が父の実家に帰省することを拒否するパターンが多いよう。これは母姑問題が大きな理由となっているようです。姑が自分の時代の意見を母に押し付けることが苦痛で仕方ないということが母のストレスになっており、帰省シーズンが憂鬱だと感じる母も多いようです。

自分にとって慣れない環境で窮屈に感じる母も多く、これを父が改善することができなければどんどん帰省が嫌になっていきます。この問題がきっかけで離婚問題にまで発展したという家庭もあるので、お互いの家庭関係などをしっかりと把握して、夫婦同士で話し合うようにしましょう。

家族でお盆シーズンを楽しめるようにするためにも、あらためてお盆の過ごし方を考えてみるといいかもしれません。