お盆の手土産やお供え物のマナーとおすすめ5選

お盆は、浄土から地上に戻ってきたご先祖様の霊を供養し、感謝する大切な行事です。ご先祖様を地上でもてなすために大切なお供え物や、そのご家族への手土産の選び方には、礼儀やマナーがあります。今回は、手土産やお供え物についてのマナーや、定番品についてご紹介します。

お盆の手土産やお供え物について

手土産のマナー

実家への手土産は、地元ではなかなか手に入らない「地域限定」「最近の流行り」の物にすると喜ばれます。もし、親戚同士で住んでいる地域がバラバラなら、その土地の特産物などを手土産にするといいでしょう。ただし好みもあると思いますので、事前に夫婦間で互いの家族の好き嫌いを伝えておくと、手土産での失敗を防げます。例えば、親戚に子供が多ければ、ビール等のアルコール類よりもお菓子やジュースが喜ばれます。手土産の相場は、2,000円から5,000円程度。高価すぎるとかえって気を遣わせてしまうため、相場の範囲が望ましいでしょう。
手土産は、包装紙で包み、紙袋に入れて持参します。応接間に通された際に、紙袋から中身を出して、挨拶してから渡します。なぜその手土産を選んだか、少し背景を伝えておくと喜ばれます。紙袋は持ち帰るのがマナー。注意点は、玄関先で渡さないこと。マナー違反にあたります。ただし果物やアイスクリームなど、冷蔵庫で冷やす必要のある手土産なら、それを伝えて玄関で渡しましょう。持ち運びを考慮して紙袋に入れたまま渡すのであれば、「紙袋のまま失礼します」と一言かけるといいでしょう。

お供え物を選ぶポイント

お盆に仏壇に置くお供え物は、ご先祖の霊をおもてなしするための物です。お供え物を選ぶ上で押さえたい条件が3つあります。

    • 消え物

お盆は、慶事ではなく弔事として行われる行事の1つです。そこで後に残らない、使えばなくなる物を選びましょう。基本的に「4本足のもの」「生臭いもの」は適さないので、肉や魚は避けましょう。ちなみに、昔はお酒は禁じられていましたが、現代ではお酒を選んでも問題ありません。

    • 日持ちする物

お盆は夏に行われます。そのため、暑さに負けない傷みにくいお供え物を選びましょう。後述しますが、定番としては、飲み物や乾物、お菓子、お茶やコーヒーなどがあります。法要後には、お供え物を下げて家族やお客様で分け合うため、小分けしやすいものがおすすめです。

    • 故人の好きだった物

故人の好きだった物を選んでも構いません。ただし、肉や魚などの生ものや、縁起の悪いものは避けてお供えしましょう。また、故人が生前に好んでいた日用品なども避けましょう。初盆では、故人が亡くなってから日も浅いため、ご遺族の気持ちに寄り添ったお供え物を選ぶことも大切です。

お供えする時のマナー

お供え物を直接渡す場合は、現金なら袱紗(ふくさ)に包み、品物なら風呂敷に包んで持っていき、仏前で取り出します。お仏壇に上げるときには、お供え物がお参り側から見て正面になるよう差し出します。お供え物を置く際、ほかのお供え物が置いている場合は、上に積み上げるのではなく、空いている場所に置きましょう。もし直接仏壇に供えるのではなく、先方に手渡す場合には、片手ではなく両手を添えて渡しましょう。その場合は、お供え物が相手から見て正面になるようにして渡します。また、渡すタイミングとしては、基本的にお仏壇に手を合わせる前。先方の施主に一言挨拶してからお供え物を手渡しましょう。