子供も我慢できる帰省を!ラッシュをできるだけ避けるには?
大人なら比較的耐えられる混雑も、経験が少ない子供には辛いものです。移動手段ごとに混雑を避ける方法を考えてみました。
自動車で移動する場合
渋滞予測情報をチェックする
自動車で移動する場合、交通量だけでなく事故や故障車も渋滞を引き起こします。高速道路では、「渋滞の名所」と呼ばれるポイントがあります。東名高速道路の海老名ジャンクション~横浜町田インターや、大井松田インター~御殿場インターなどの名前はニュースで聞いたことがあるのではないでしょうか。
こういった渋滞を避けることがまず大きなポイントとなります。渋滞は30kmほどになると、通常必要な通過時間から1時間以上かかるということが知られています。
パーキングエリアがないポイントで渋滞が発生してしまうと、トイレも問題です。大人がトイレを我慢できる時間でも、子供にとっては無理なこともありますので、渋滞は可能なかぎり避けるようにしたほうが無難でしょう。
NEXCO東日本をはじめ、高速道路各社が渋滞予測情報を公開しています。お盆休みなど混雑が予想されるときは、特にきめ細かな情報発信が行われていますので、こまめにウェブサイトで確認しましょう。
深夜割引時間帯は渋滞しにくい
MOBYが高速道路各社の渋滞予測情報をまとめた「【2018年お盆休み】高速道路の渋滞ポイントワースト3!今年は休日割引に注意 | MOBY [モビー]」を見ると、渋滞のピークは日中〜夕食の時間帯であることが分かります。
そのため、ETCで夜間割引が適用される深夜時間帯(0時〜4時など)に移動すると、高速道路料金も割安になり、渋滞も避けられることになります。前日の日中にしっかり仮眠をとり、休憩・交代しながら運転できる家族ならストレス少なく移動できるかもしれません。
参考
道路:渋滞ワーストランキング | 国土交通省
深夜割引 | トクトクETC ETCで走ろう会
鉄道で移動する場合
鉄道などの公共交通機関で帰省する場合は、新幹線や有料特急などで長距離移動することが多いでしょう。子供と一緒に移動すると荷物も多くなります。長距離区間は確実に着席できるように準備しておきましょう。
新幹線の場合、すべての座席が埋まった状態が乗車率100%となります。100%以上は自由席の通路に人が立っている、200%近くになるとデッキまで人で埋まっている状態と考えておくといいでしょう。
また、自由席に並んで座ろうとすると、始発駅で長時間待たなくてはいけなくなるかもしれません。少々割高になりますが、指定席を予約しておいたほうが安心して移動できます。
新幹線は、一般的に乗車の1ヶ月前から予約が可能です。新幹線の場合、JR各社によって予約のシステムが異なります。JR東海・西日本区間の場合は、さらに早めに予約できる「事前申込サービス」もあります。事前に会員登録の手続き等が必要になりますので、まずは一度必要な手続きを確認しておきましょう。
参考
年末年始やお盆期間の予約はいつからできますか? 予約における注意はありますか? | EX予約
「乗車率100%超」ってどういう状態? | ウェザーニュース
帰省先・旅行先で要注意!「お盆ダイヤ」とは
とりあえず目的地についてほっと一息、と思ったら「お盆ダイヤ」という罠にはまることがあります。行き先の交通事情も確認しておきましょう。
バス会社の多くが採用
耳慣れない人も多いかもしれませんが、お盆ダイヤは都市部のバス会社も採用していることが多いです。主に13〜15日のダイヤが特別版・土休日版になります。本数が減ることが多いので注意が必要です。
鉄道会社も臨時ダイヤになっていることがあるので要注意
公営地下鉄等の一部鉄道でもお盆ダイヤが採用されていることがあります。待ち合わせの時間が決まっている集まりなどがある場合は、乗り換えの検索の際にお盆ダイヤがきちんと適用されているかどうかチェックしてみてください。
参考
【NAVITIME】2018年 お盆臨時ダイヤのまとめ、ご案内 | NAVITIMEチャンネル
まとめ
お盆の帰省・Uターンラッシュは、移動だけでかなり体力を消耗することがあります。子供の負担にならず、親もあまりカリカリせずに楽しいお盆休みを過ごしたいもの。事前の情報収集と準備をしっかりしておくようにしましょう。
参考
ゴールデンウィーク期間の高速道路における主な渋滞(ピーク渋滞長30km以上) | NEXCO東日本
渋滞を避けて快適なドライブを 高速道路ご利用の方|NEXCO 東日本
お盆期間のダイヤ改正まとめ | NAVITIME
8月14日、15日は平日運行?お盆ダイヤの確認を! | Yahoo!路線情報公式ブログ