【英語圏の留学先】短期・長期留学の費用と留学費用節約術! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

2020年から小学校で外国語(英語)が教科化されます。また、就職においても英語を話せることが選考の際のポイントになる企業もあります。このように、英語を使えることがスタンダードになりつつある現代、英語を学生のうちに修得しようと考えるのは自然な流れです。

英語を取得する手段として「留学」があります。今回の記事では、英語圏の主要留学先5ヶ国の留学費用をご紹介していきます。ぜひ、留学の計画を立てる際の参考にしてください。

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留学費用目安

正規留学の場合の1年間の費用と、短期留学の3ヶ月間、6ヶ月間の3つの期間の留学費用の目安を見ていきましょう。

また、社会人になったときのことも視野に入れて、ワーキングホリデーの適用がある国かどうかもご紹介しますので、参考にしてください。

アメリカ

学校に関するデータを提供しているサイト「THE」が発表した2019年度版の世界大学ランキングを見てみると、トップ10の中に、7つもアメリカの大学がランクインしています。アメリカの大学は世界中から人が集まっており、日本人の留学生もアメリカが一番多いです。

参考
World University Rankings 2019|THE

そんなアメリカは、州立大学と私立大学に分かれています。2017年から2018年の平均的な学費は以下のようになっています。ハーバード大学やイェール大学などの有名大学は、私立大学の中でも学費が高くなります。

【年間学費】

4年制州立大学(州内出身者) 9,970ドル
4年制州立大学(州外出身者) 25,620ドル
4年制私立大学        34,740ドル

参考
How much is tuition|College Board

また、学費以外に、寮での滞在費と食費がかかります。滞在費と食費は、スクールイヤー(9月から5月)で、10,000ドル前後かかると考えておきましょう。ただ、食費は自炊することで節約することは可能です。

正規留学の1年間の費用は、大学の学費に滞在費と食費の生活費の10,000ドルをプラスして、さらに、教材費や旅行代、交際費などのおこづかいが年間5,000ドルから10,000ドルほどかかると想定しておきましょう。

【年間合計費用】

4年制州立大学(州内出身者) 29,970ドル
4年制州立大学(州外出身者) 45,620ドル
4年制私立大学        54,740ドル

語学力を高める目的の短期留学だと、学費・滞在費・食費で、3ヶ月間なら90万円から120万円ほど、6ヶ月間なら170万円から220万円ほどが目安です。

アメリカにはワーキングホリデーの制度がないので、留学するのであれば正規留学か短期留学のどちらかを選びます。

カナダ

アメリカの北に位置するカナダは、ワーキングホリデーの制度があることからも日本人に人気の留学先です。大学の学費は、州や大学、学部によって大きく異なります。一番学費が安いブランドン大学は、1年間の学費が外国人でも7,203ドルなのに対して、トロント大学は49,800ドルと6倍から7倍ほどの学費がかかります。

【年間学費】

Brandon University  7,203カナダドル
University of Toronto 49,800カナダドル

参考
Tuition fees by university|Universities Canada

1年間の学費を見てみると、多くの大学は15,000カナダドルから25,000カナダドル程度が相場のようです。

滞在費は、留学する先の都市によって変わりますが、シェアハウスで月に300カナダドルから500カナダドル程度はかかります。プライベートルームの場合は、500カナダドルから800カナダドルが目安になります。また、外食は日本よりもカナダの方が高いです。さらに、チップも必要となります。年間で10,000カナダドル程度は見積もる必要があるでしょう。

【年間合計費用】

Brandon University 17,203カナダドル
University of Toronto 59,800カナダドル

語学力を高める目的の短期留学だと、学費・滞在費・食費で、3ヶ月間なら50万円から85万円ほど、6ヶ月間なら95万円から200万円ほどが目安です。

イギリス

オックスフォード大学やケンブリッジ大学など有名大学があるイギリスは、毎年取りづらくなっているものの、2019年度は1,000名のワーキングホリデーの受け入れがあります。

【年間学費】

10,000ポンドから38,000ポンド

参考
How Much Dose it Cost to Study in the UK?|TOPUNIVERSITIES

イギリスの大学の大多数は公立なので、アメリカほど大学によって学費の差はありません。また、イギリスの滞在費は、1年間で12,200ポンド程度と言われています。日本に比べると外食の費用が高いので、自炊して食費を抑えるべきでしょう。

【年間合計費用】

22,200ポンドから50,200ポンド

語学力を高める目的の短期留学だと、学費・滞在費・食費で、3ヶ月間なら55万円から100万円ほど、6ヶ月間なら105万円から190万円ほどが目安です。