【七夕製作】0歳児と安全に楽しむための七夕製作を一から徹底解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

七夕の由来とは?

七夕製作 0 歳児
何年かたつと、七夕の由来を子供に説明する場面も出てくるかもしれません。しかし、親もなかなか七夕の由来を知らないことが多いです。子供に説明できないとなると大変なので、事前にある程度勉強しておきましょう。七夕は中国でのエピソードも混ざっている言い伝えとなっています。

もともと七夕は日本古来の方策を神様にお祈りするお祭りとして知られていました。そこから七夕には美味しい料理を作って神様にお供えしようという風習もあります。

しかし、多くの人が知っているのが織姫と彦星のエピソードでしょう。織姫は織物がうまい働き者で、彦星は「牽牛(けんぎゅう)」という仕事に就いていました。

二人は恋に落ちて仕事も目に入らないくらい夢中になっていましたが、そのせいで織物の生産スピードは落ちてしまい市民の衣類はなくなり、牛は病気にかかってしまいました。

これに激怒した王様の天帝は2人を引き離してしまい、7月7日にしか会えないようにしました。そのため、7月7日が「めぐり会いの日」として認定されています。それ以外にもさまざまな説がありますが、これらの知識さえ持っていれば子供にも説明はできるでしょう。

なぜ笹をモチーフとしているのか

七夕に欠かせないのは笹の葉の存在です。七夕のお祭りが盛大に行われる前から神聖なものとして扱われていました。笹の竹が天に向かってまっすぐ伸びるつようさに生命力を感じることができたり、殺菌力が強かったりという理由から「厄除けの力」があるとされていました。

実際に笹の葉で体を清めていた時期もあるので、昔の人は笹の葉を重宝していました。また、風がそよいだ時の葉の音が神を招く精霊や神様が宿る依代としても扱われていたようです。

短冊にお願いごとを書くときのルール

七夕の笹の葉と一緒に欠かせないのは短冊の存在です。短冊に関してはルールも存在します。

もともとは短冊は、飾るのではなく「五色の糸」をお供えする風習でした。この糸が後になって、布をお供えする風習に変わっていきます。七夕という風習が広まっていくと多くの人が布をお供えすることになりますが、当時の布はとても貴重でもったいないということになります。

結果的に布ではなく紙をお供えするようになり、短冊というものが生まれました。短冊には和歌を書く風習がありましたが、和歌の上達を願うものが現れて、その願いを短冊に書いたことから現在のように願いごとを書くようになりました。

「五色の糸」というワードが出てきたように、短冊でも使う色は決まっています。「赤」「青」「黄」「白」「黒」が短冊で使われる色でした。現在は「黒」から「紫」が使われるようになりました。

もし、自宅で短冊を作ることがあればこれらの色を使うようにしましょう。

子供に七夕を説明するコツ

子供に七夕を説明する際に重要になってくるのは、いかに子供に分かりやすく説明できるかどうかです。子供は七夕の存在すら知らないという子もいます。そういった子供たちがいかに理解できるように説明してあげるかがポイントとなります。

子供に分かりやすく説明するにはエピソードを入れてあげることが大切です。織姫と彦星のエピソードを入れてもいいでしょう。エピソードを説明する際に紙芝居や絵本などを使って説明してあげると子供にとっても分かりやすくなります。

筆者がおすすめなのが、「フィンガーペイント」を使って説明する方法。織姫と彦星を指にペイントしてエピソードを語ってあげると子供の食いつきもいいでしょう。また、口頭だけの説明では子供の頭の中に残るのは難しいものです。必ず視覚的情報を入れてあげるようにしましょう。

終わりに

子供にとっては七夕は何気ない日常かもしれませんが、親がしっかりと準備してあげるといい思い出にもなります。ちょっとした思い出作りに子供と一緒に何かを作ってみるのもいいかもしれません。

楽しみ方は家庭によって変わってきますが、製作物は形に残ります。子供の時に作ったものを後から振り返ることもできます。また、全国各地で七夕に関するお祭りなども行われています。ちょっと足を伸ばしてみて七夕のお祭りに行ってみるのも面白いかもしれません。

七夕製作のアイデアについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

七夕には子供と工作!自宅で気軽にできる七夕製作をご紹介

参考
0歳児の描画・製作活動って何をすればいいの?ねらいと指導案のポイント|あつみ先生の保育日誌
もも組(0歳児)七夕製作|横浜市認可なあな保育園
まずは、絵本で学ぶ!!|みんなでつくる子育て百科 できるナビ
【アプリ投稿】七夕制作|HOICLUE

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takushi_fujiwara

北海道が拠点の道産子ライター。定期的に海外を訪れて日本以外の教育に触れる機会を設けています。