絶対避けたい!計画倒れを防ぐ方法
あえて余白を残す
掲げた目標設定から逆算して、1日ごとに細かいタスクを決めて行く際のポイントは、あえて余白を残すこと。1週間に1日は、何も予定を入れない「調整日」を設けましょう。もともと無理のない目標であっても、急なトラブルなどでスケジュールが遅れてしまうことも十分にあり得ます。そういった不測の事態に遭っても、スケジュールの遅れを起こさないように調整日を設けておくことが、計画倒れを防ぐために重要です。
加えて、やり残したことはなるべく調整日に消化することをおすすめします。翌週以降に持ち越すと、元の予定を圧迫して計画が後ろ倒しになりがちです。結果、計画倒れとなってしまう可能性もあります。また、あまり根を詰めても、子供が計画のプレッシャーに押しつぶされてしまうこともあります。息抜きで遊ぶタイミングも上手に入れながら、週に1日の調整日で、確実に目標の達成に近づいていきましょう。
計画にPDCAサイクルを
計画を立て実行していく上で、一番大切なことは計画の修正。ゴールから逆算して最初に立てた計画に対して、PDCAサイクルを実施することが重要です。PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(振り返り)」といったプロセスを、何度も回していく方法論です。
つまり、まず計画を立てて、実行に移します。進捗状況をチェックしながら、振り返りをして改善策を考えましょう。前述の「調整日」を使って、スケジュールのチェックをしてもいいでしょう。スケジュールの進捗は、1日の過ごし方に無理や無駄がないか、確保している時間は十分か、やるべきことの優先度は正しいかといった視点で振り返る癖をつけると、子供に合ったスケジュールを理解でき、計画を立てやすくなります。
生活習慣を整えよう
素晴らしい計画を立てても、調整日でいくら調整しても、安定して実行し続けられなければ目標の達成につながりません。夏休みで子供が陥りがちなのが、不規則な生活習慣です。ついつい楽しい誘惑に負けて、夜遅くまで起きて遊んでいたり、朝遅くまで寝ていたりと生活習慣が乱れてしまいます。生活習慣が乱れると体調を崩しやすくなり、スケジュールに遅れや悪影響を及ぼすかもしれません。
食事・運動・睡眠といった生活の基本を押さえることも大切ですが、毎日決まった予定を入れておくと生活リズムが安定します。例えば、習いごとや学習塾、地域のラジオ体操などです。早朝や午前中に決まった予定を入れておくことで、生活リズムを整えやすくなるでしょう。
終わりに
週1日の調整日やPDCAサイクルを活用し、生活習慣を整えながら、目標達成を見据えて1日1日を大切に過ごすことが大切です。学習と同時に外出して遊ぶ機会をうまく設けて、元気いっぱいに次の学期を迎える準備をしていきましょう。
参考
夏休みの勉強計画の立て方を東大生が解説!【受験生もまだ間に合う】|東大BKKサークル
夏休み40日間の過ごし方|河合塾 Kei-Net
計画倒れにさようなら! 失敗しない「スケジュールのひと工夫」|ベネッセ教育情報サイト
第4回のテーマ「勉強計画を立て直す」|大学受験パスナビ
夏休み計画表を作る!小中学生におすすめの無料テンプレート|中学受験に向けて頑張る娘と家族