子供が毎日欠かさずに食べているのが「おやつ」です。保育園にもおやつの時間がありますが、保育園におけるおやつには、重要な意味があるといわれています。今回は、保育園のおやつレシピと、おやつの役割やおやつの量の目安などについてご紹介します。
もくじ
保育園でのおやつについて
保育園でのおやつは、子供の成長を考える上で、重要な意味を持っています。厚生労働省が掲げている「保育所における食事の提供ガイドライン」によると、おやつは子供の食への関心を促す役割もあるといわれています。それでは、具体的におやつの意味と、おやつ量の目安についてご紹介します。
おやつの意味
厚生労働省によると、幼児への間食の与え方についてこう記されています。
幼児にとって間食(おやつ)は、三度の食事では補いきれない「エネルギー、栄養素、水
分の補給の場」である。また、体や心を休めて精神的にリラックスしたり、家族や友だちと
和やかにコミュニケーションを図ることで、精神的な安定感をもたらし、社会性を育てる「心理的な楽しみの場」でもある。さらに、間食の楽しみから、食に対する興味や関心を高めたり、間食を手作りすることにより、料理を身近に体験したり、食品に関する知識を深めたりすることもできる「食育の場」である。
(引用元:P3 P4保育所における食事の提供ガイドライン|厚生労働省)
子供がおやつを食べることには、三食の食事では取ることができないエネルギーを補えることや、家族や友達と一緒におやつを食べながらリラックスできることなど、栄養面だけでなく、精神的な安らぎを得る効果もあるようです。子供に食に対する興味を持たせるためにも、おやつは重要な役割を果たしているといえます。
おやつの量の目安
「ご飯だけでも栄養は十分なのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、子供の胃の大きさは大人よりも小さく、一度に食べられる量が少ない一方で、運動量が大人よりも多く、代謝も活発なため、たくさんのエネルギーを消費します。
三度の食事ではまかなえない栄養素やエネルギーをおやつで補う形になりますが、おやつの量の目安としては、だいたい1日200カロリーほどを目安にして、食べすぎに注意しながら数回に分けるのがいいでしょう。もしお菓子を食べすぎてしまうと、逆に食事の量が減ってしまう可能性もあります。1日の摂取カロリーを考えながらおやつの量を調整しましょう。