5月の第2日曜日は、母の日です。母の日といえば、お母さんに日ごろの感謝の気持ちを伝える日ですが、2018年に「母の日テスト」と呼ばれるイベントが開催され、話題となりました。今回は、母の日テストの概要や、反響などについてご紹介します。
もくじ
「全国一斉母の日テスト」が2018年に実施
大手デパート会社として知られているそごう・西武が、2018年に「全国一斉母の日テスト」を実施しました。これは母の日への関心が薄いことを考慮したもので、「今年こそ、ちゃんと母の日。」をテーマに、自分の母に関するクイズ形式のテストを開催しました。テストの内容はとてもユニークなもので、「母の学生時代のあだ名」「母の幼いころの夢」など、知っているようで知らない母にまつわる問題が出されました。
2018年4月23日には、特設サイトにおいて、現役東大生38名が母の日テストに挑戦する様子が動画公開され、公開から約1週間で動画の合計再生回数が35万回を突破するなど、大きな反響を呼びました。SNSでの反響が多かった母の日テスト、なぜそこまで話題になったのでしょうか。
東大生の正解率は3割
難関大学として知られている東京大学ですが、母の日テストの正解率は、33%だったといいます。
“受験”したのは東大生38人、問題数は100問。「全然手も足もでない状態」「打ちのめされるというか…」。頭を抱える東大生たちは、試験のあと自己採点。その正答率は33%だった。その難関試験とは、そごう・西武が実施した「2018年全国一斉母の日テスト」だ。
(引用元:東大生が打ちのめされた? テストの正解率は33% | 株式会社共同通信社)
解答は問題を解いた後で母に確認する
「全国一斉母の日テスト」に挑戦した東京大学の現役学生38名は、試験官の合図によってテストをスタートさせ、問題を見るなり顔をしかめるなど、その内容の難しさに頭を抱える姿も見られました。試験終了後、答えはお母さんに直接聞くよう指示され、学生たちは教室から出ると一斉に自分の母親に電話をし、答えを確認します。
答えを聞きながら、母親が自分に対して抱えていた気持ちを初めて知るなど、母の日テストによって親子の絆が深まる様子も動画で公開されました。
特別動画は35万回の反響
母の日テストに東大生が挑戦する動画が公開されたことで、SNS上では大きな反響を呼びました。
「いろいろと考えさせられる」「母親がいてくれることに感謝しています」「この動画は最後まで見てしまう」といった投稿が寄せられるなど、母の日クイズを企画したそごう・西武の「母の日にこそ、お母さんのことをもっと知ってほしい」というメッセージが、多くの人に届く結果となりました。知っているようで知らない母の一面を知ることは、母への感謝の気持ちを呼び起こす結果となりました。