児童手当の支給対象でなくなってしまう場合は?
所得制限に該当していないにもかかわらず、児童手当の支給対象から外れてしまう場合があります。この2つのケースは手続きが必要になるので、各市町村の窓口で手続きを行ってください。
現況届の提出がない
児童手当を受給している家庭には、毎年6月になると現況届という書類が届きます。この書類は継続して児童手当を受給するために必要な書類になるので、提出しないと、支給が遅れたりストップしてしまう可能性があります。
現況届に関しては遅れても2年以内に提出をすればさかのぼって受給することができます。2、6、10月の支給日にきちんと受け取りたい場合は、必ず現況届を期日までに提出しましょう。
子供が海外に居住している
原則として子供が海外に居住している場合は児童手当の支給対象にはなりません。ただし子供が留学している場合は以下の条件を満たせば児童手当を受給することができます。
手当を受給できる要件(以下の全てを満たすとき)
- 日本国内に住所を有しなくなった前日までに日本国内に継続して3年を超えて住所を有していたこと
- 教育を受けることを目的として海外に居住し、父母(未成年後見人がいる場合はその未成年後見人)と同居していないこと
- 日本国内に住所を有しなくなった日から3年以内であること
(引用元:児童手当Q&A 子ども・子育て本部|内閣府)
児童手当の申請方法は?
児童手当の申請は、勤務先によって申請先が変わったり、必要な書類が異なる場合があります。ここでは児童手当の申請方法についてご紹介します。
勤務先により申請先が異なる
児童手当の申請は、勤務先によって以下の2つに分けられます。
- 世帯主が社会保険や国民健康保険に加入している場合:住民票のある市区町村へ申請
- 世帯主が公務員の場合:勤務先へ申請
退職や転職などで1と2が変更になるようであれば、その都度申請が必要になります。
手続きに必要な書類を揃えよう
児童手当の申請に必要な書類は以下の通りです。
- 児童手当認定請求書
- 申請者の健康保険証の写し
- 申請者名義の振込先口座の分かるもの
- 申請者の印鑑
- 申請者とその配偶者の個人番号(マイナンバー)が分かるもの
- 本人確認書類(運転免許証など)
また条件によっては他に必要な書類がある場合も考えられるので、申請前に各市町村や職場の窓口に確認することをおすすめします。
おわりに
児童手当で注意したいことは、受給する側が申請しなければ受給できないということです。出産後、バタバタしている時期に申請するのは非常に大変ではありますが、特に最初の申請に関しては、申請を忘れてしまうとさかのぼって受給することができません。また継続受給の場合でも現況届の提出は必須です。
手続きのミスで手当がもらえなかったということがないよう、期日を守って申請しましょう。
参考
児童手当Q&A ~平成24年4月から新しい児童手当が始まります!~ -子ども・子育て支援新制度~ | 内閣府
児童手当(子ども手当)って?いくらもらえる?申請方法と基礎知識 |ママリ
児童手当の金額について徹底解説!いつからいつまで、支給額は総額いくら? | とくブログ