保育園に入園する前には何かと準備が必要です。準備の中でも、特に時間や手間を要するのが、子供の持ち物への名前付けです。園での生活に直接関わる持ち物への名前付けは、できるだけ分かりやすくていねいにしてあげたいものです。そこでこの記事では、保育園の持ち物への名前の付け方や上手に付けるコツ、名前付けに便利なグッズなどをご紹介します。
もくじ
保育園で使う持ち物にはなぜ名前付けが必要なのか?
まずは、保育園で使う持ち物になぜ名前付けが必要なのか、その理由から考えてみましょう。子供の持ち物に名前を付けることには大きく分けて2つの意味があります。
1つは、保育園の中で子供の持ち物がなくならないようにするためです。保育園には大勢の子供がいて、それぞれの子供が自分の持ち物を持っています。かばんや文房具、あるいは保育園指定の用品など、似たような持ち物が数多くあります。もしそれらの持ち物に名前が付いていなければ、保育士はどの持ち物が誰の物か判断することができません。また、園指定の持ち物などは、誰の物も同じデザインなので、もし名前が付いていなければ、持ち主である子供でも見分けることは困難でしょう。
もう1つの意味は、子供自身の持ち物への愛着を深めることです。子供の持ち物に名前を付けることによって、子供はそれが自分の物であるということを認識します。自分の物をなくさないこと、大切に扱うことなどを教えることで、自分の持ち物に責任をもつ姿勢を養い、持ち物への愛着を深めることができます。
名前付けには、園生活を補助する役割と、子供の生活態度をはぐくむ役割があるのです。