用途別!子供におすすめの鉛筆10選
鉛筆を選ぶ際には、用途に応じて選ぶことが大切です。正しい持ち方を練習できる鉛筆や、普段の学習用、デッサン用、マークシートの試験用など、用途別におすすめの鉛筆を10種類ご紹介します。
持ち方練習用鉛筆
実は鉛筆を正しく持つことができない子供は多く、文部科学省が行った「青少年の生きる力を育むための総合的調査研究」(1998年)によると、「鉛筆を正しく持てる小・中・高生は1割以下」というデータもあります。
一度間違った持ち方で覚えてしまうと、矯正するのが難しくなります。ですから、鉛筆を使い始めたときが鉛筆の正しい持ち方を習得する絶好のチャンスなのです。鉛筆の正しい持ち方を習得できるように形状やデザインを工夫した鉛筆が作られています。
また、子供は筆圧が弱いので、軟らかい芯を使っている鉛筆が書きやすくておすすめです。
Yo-i おけいこえんぴつセット6B(トンボ鉛筆)
商品名の「おけいこ」からも分かるように、子供が鉛筆を持つ練習にぴったりの鉛筆です。軸を太めにしてサイズは短くすることで、子供が持ちやすいように工夫されています。
また、鉛筆の表面にはかわいらしい絵がプリントされていますが、実はこれも鉛筆を正しく持つための工夫です。お父さんの顔の絵が描かれている面にはお父さん指(親指)を、お母さんの面にお母さん指(人差し指)を、お兄さんの面にお兄さん指(中指)を当てると、正しく鉛筆が握れるようになっています。
くもんのこどもえんぴつ6B(くもん出版)
くもん出版から発売されている「くもんのこどもえんぴつ」シリーズの6Bです。小さな子供でも正しく持てるように、長さは短めで丸みをおびた三角軸を採用しています。芯も6Bと軟らかく、筆圧の弱い子供でもしっかりと線がかけるように工夫されています。
「くもんのこどもえんぴつ」シリーズには、ほかにも4Bや2Bもありますので、子供の成長に合わせてちょうどいいものを選ぶことができます。
小学生文具 かきかたえんぴつ(サクラクレパス)
サクラクレパスから発売されている「小学生文具 かきかたえんぴつ」は三角軸と六角軸が展開されています。手に汗をかいていても滑りにくいように、軸に特殊加工が施されています。
ハローネイチャー かきかた(トンボ鉛筆)
トンボ鉛筆の「Hello Nature.」シリーズのかきかた鉛筆です。「Hello Nature.」シリーズは、子供の身近にある文具を通じて、自然や動物・環境への興味関心を持たせることを目的にした文具シリーズです。
適切な管理をされた森林から取れた木材を使用して作られています。鉛筆にはレッサーパンダやバンドウイルカなどのかわいらしいイラストが散りばめられています。
学習用鉛筆
学習用鉛筆は学習時間が長くなってきたり、たくさん書いたりしても、疲れにくいなめらかな書き味がポイントです。
ユニ硬筆書写用鉛筆(三菱鉛筆)
三菱鉛筆の人気商品「uni」をベースに、硬筆書写用に設計された鉛筆です。特殊な油を配合しているので、なめらかに書くことができます。
芯が太いので軽いタッチで濃い文字を書けるのも特徴です。軸の形は、一般的な六角形と持ちやすい三角形の2種類が展開されているので、お好みの形を選ぶことができます。
モノ100(トンボ鉛筆)
50年以上前に発売されたトンボ鉛筆のロングセラー商品です。
「モノ100」という商品名の由来にもなっている「1ミリ立方に100億個」という高密度構造の芯により、なめらかな書き心地で、細かい粒子が紙に密着するのが特徴です。シンプルでシックなデザインも根強い人気があります。
デッサン・絵画用鉛筆
デッサンや絵画で鉛筆を使う際には、文字を書く際とは違った使い方をします。
ハイユニ(三菱鉛筆)
初心者から上級者まで幅広くデッサンで使われる定番商品です。高級品ですが、使いやすさには定評があり、人気を誇っています。粘土が高いので、軟らかくなめらかに描けるだけではなく、折れにくいのも特徴です。
マルスルモグラフ ブラック(ステッドラー)
黒鉛と樹脂でできているカーボン鉛筆と呼ばれるもので、粒子が細かく硬いのが特徴です。独特な描き心地で、濃淡の表現もしやすいと言われているので、試す価値はありそうです。
マークシート用鉛筆
マークシートの試験での使用に特化した鉛筆もあります。
モノマークシート用 HB(トンボ鉛筆)
トンボ鉛筆の「MONOシリーズ」の特徴である超微粒子芯が使われているので、はっきりとマークすることができます。
プラスチック消しゴムとの相性も考えられていて、消しやすいのも特徴です。多様な試験に対応できるように表面に印字や柄がない無地タイプも発売されています。
ホワイト 試験用鉛筆(ステッドラー)
ステッドラーが開発した筆記試験用の鉛筆です。
表面にはロゴと硬さのみを印字し、幅広い試験に対応できるように工夫されています。芯が減りにくいのが特徴です。
まとめ
鉛筆にはたくさんのメーカーや種類があります。それぞれの特徴を知り、用途に合わせて使いやすい鉛筆を選ぶことが大切です。実際に手に持ってお気に入りの鉛筆を見つけてみてください。
参考
商品 | 株式会社 トンボ鉛筆
商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
クツワ株式会社|商品一覧
鉛筆|日本鉛筆工業協同組合ボクも!ワタシも えんぴつ大好き
初心者が知りたいデッサン鉛筆について。選び方から使い方まで|お絵かき図鑑
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