除光液を使って落とす
毎日、仕事や家事で忙しいお母さんたちはネイルにまでかまっていられません。でも、結婚式や特別な集まりのときには普段よりおしゃれして出かけます。そんなとき、マニキュアを塗ることもあるでしょう。それを落とす時に使った残りの除光液が染み抜きに活躍してくれます。
持っていなくても心配不要です。除光液はディスカウントストアーで安く購入できます。
用意するもの
- 除光液(プロピレングリコール類が含まれているもの。しっかりラベルを見て確認してください)
- 布2枚(無地で捨ててもの。色柄物はその染料が色移りしてしまうので使わないようにしてください。ティッシュで代用可能です)
- ビニール(汚れないように下に敷くためのもの)
落とす手順
- 作業始める前にビニールを敷きます。もし使えそうなビニールが見つからない場合は洗面所やお風呂場など汚れても流せる場所で作業しましょう。
- 作業場の準備ができたら、布切れを1枚敷きます。そしてインクで汚れた服を裏返して、汚れた部分をその上にかけます。
- 除光液を、今、表面になっている服の汚れた部分の裏側に少しずつかけていきます。その後、もう一枚の布で服の汚れた所を優しくたたき、シミになっているインクを上下の布に溶かし出して落とします。
- 大切なのはこすらないこと。こするとインクがさらに深く繊維の中に入り込んでしまって、よけいに落ちにくくなってしまいます。たたくように作業することが大切です。
- 汚れた部分をたたきながら除光液を加えていきます。これをインクが布につかなくなるまで繰り返します。
- インクが布につかなくなったら作業は終了です。後はすぐに洗濯をして除光液を落とします。洗濯は作業後できるだけ早く済ませてください。シミぬきした状態で長時間放置すると輪染みになることがあります。
これだけでも十分汚れは落ちますが、使用済みの後は捨てるだけの歯ブラシがあれば、たたく際に使ってみてもいいでしょう。歯ブラシを使う時もこすらないように注意してください。
消毒用アルコールと石けんを使って落とす
インフルエンザや感染症を防ぐために、昔から「手洗いうがい」とよく言われてきました。現在は手洗いだけでなく、手を市販の消毒用アルコールで殺菌します。この消毒用アルコールが手だけではなく、油性ボールペンのシミもきれいにしてくれるのです。
固形石けんはどの家庭にも1つはあるでしょう。人からセットでもらうこともあるでしょう。ここでは消毒用のアルコールをメインに使います。時間の経った落ちにくいシミにのみ消毒用アルコールと併用して使います。
用意するもの
- 消毒用アルコール(手の消毒用などに市販されているもの)
- 固形石けん(無くてもOK。時間が経ったシミに使うと有効)
- 歯ブラシ
- タオル(汚れるので使用後付ててもいいものを用意しましょう)
落とす手順
- 汚れた面の裏にアルコールをかけられるように準備します。汚れた部分にタオルを当て、そのまま裏返します。裏返してからタオルを下に当てても問題ありません。
- 現在の表面であるシミの裏側からアルコールをかけます。かけたらシミとアルコールを指でなじませます。そうするとじわじわとインクが溶け出してきます。
- 歯ブラシで優しく細いリズムでたたいていきます。こすると汚れが広がってしまうので、タオルに汚れを移すようにたたきます。
- 流水でさっと流して汚れの落ち具合をチェックしましょう。この方法でたいていのシミは落ちているでしょう。シミが広い範囲に渡るときや、かなり時間がたっている場合は固形石けんもあわせて使うとより効果が期待できます。
- 洗濯したら作業は終了です。この段階で多少シミが残っていても、洗濯すればきれいになります。