日本人の教養として学びたい祝日「昭和の日」の由来や制定までの流れ

グローバル化の進む現代、世界で活躍していくためには、自国について語れる教養、知識を持っておくことが大切です。日本人の教養として押さえておきたいことの1つに「祝日」があります。祝日の定義や風習、「昭和の日」の由来や制定までの流れについてご紹介します。

そもそも祝日は何のためにあるのか?

1年間で祝日は何日ある?

2018年までの祝日の数は年間16日です。この16の祝日には、それぞれ意味が込められています。祝日の日にちとその意味合いは、下記のとおりです。

元日 一月一日 年のはじめを祝う。
成人の日 一月の第二月曜日 おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 四月二十九日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日 五月三日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日 五月四日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日 七月の第三月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
山の日 八月十一日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
敬老の日 九月の第三月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
体育の日 十月の第二月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日 十一月三日 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 十一月二十三日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日 十二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。

(引用元:国民の祝日に関する法律|イーガフ

祝日に1つ1つに意味を込められているのです。

休日ではなく、国民で祝う日

多くの子供たちは、「祝日=休日」として捉えているでしょう。ただ、「国民の祝日に関する法律」によれば、祝日の定義を次のように定められています。

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

(引用元:国民の祝日に関する法律|イーガフ

つまり、本来祝日は単なる休日ではなく「国民みんなで祝い、感謝する日」なのです。そのため、以前は祝日には学校などに集まって、紅白餅などをもらい、みんなで「海の日」なら海の恩恵に感謝して、海洋国家日本の繁栄を願っていたのです。

そういった時間を過ごすために学校や職場が休みになっていました。しかし、そういった風習も現代ではあまり見られず、「祝日=休日」というイメージが先行してしまっているのかもしれません。

玄関前に国旗を掲げる「旗日」

祝日を別名で「旗日(はたび)」とも呼びます。これは、祝日に各家庭や各自治体、各商店などで日本国旗を掲げる風習から由来しています。なぜ国旗を掲揚するのは、国や国民を祝うためです。国旗は「国民国家の象徴」です。祝日に国旗を掲げて、国民同士や国家をお祝いするための儀式です。しかし、現代では国旗を掲揚する家庭も少なくなっています。

国民や国をお祝いする際に国民が国旗を飾るのは国際常識。海外から見ると、日本の習慣を不思議に思われることも多いようです。グローバル時代だからこそ、国内の伝統知識を知らないと国際交流の場で子供が将来恥をかいてしまうかもしれません。祝日を昔からの風習でお祝いして、子供に文化を伝える機会にしてみてはどうでしょうか。