疲れを感じにくくなる?シャーペンの持ち方を修正する方法を解説 - cocoiro(ココイロ)

仕事や学習の効率を上げたい方が多い一方で、注目されることが少ないのがシャーペンの持ち方です。自分自身の仕事の効率を高めたい方はもちろん、子供の学習効果を上げたいという方は、一度シャーペンの持ち方を見直してみることをおすすめします。

この記事では、間違ったシャーペンの持ち方と正しいシャーペンの持ち方、また持ち方を修正する効率的な方法を分かりやすく解説します。

まずは確認!間違ったシャーペンの持ち方とその弊害とは

シャーペンの正しい持ち方や効率的な修正の仕方を確認する前に、間違った持ち方とその弊害からチェックしましょう。仕事や勉強に疲れを感じやすい方は、余計な力が入ってしまう持ち方をしていることが少なくありません。

間違ったシャーペンの持ち方の代表例として、「垂直持ち」「親指くるみ持ち」「中指外掛け持ち」の3つの特徴とその弊害を解説します。

シャーペンを握ってしまう垂直持ち

特に小学生などの小さい子供に多いとされている間違ったシャーペンの持ち方が、シャーペンを握るように持ってしまう垂直持ちです。

その名のとおり、シャーペンが垂直に立っている状態になってしまう持ち方であり、肩にも力が入りやすく、体や首を曲げてしまう方が多いのが特徴です。肩こりや偏頭痛などの弊害が生まれやすい持ち方ともいわれています。

力を伝えにくい親指くるみ持ち

一見きれいな持ち方に見えるため、間違った持ち方であることが分かりにくいのが親指くるみ持ちです。親指が人さし指に掛かる位置にまで来るため、人さし指と中指だけでバランスを取って字を書く状態となります。

ただし、今回取り上げている間違ったシャーペンの持ち方の中では、比較的修正しやすい持ち方ともいわれています。

指への負担になる中指外掛け持ち

その名の通り、中指を人さし指の外側に掛ける持ち方が、中指外掛け持ちです。正しいシャーペンの持ち方をしている方には、どうバランスをとっているのか疑問に思う持ち方とされていますが、この持ち方をしている方はバランスを取って字を書くことができます。

しかし、人さし指に余計な圧力を掛けてしまうため、癖字・乱字になりがちな持ち方といわれています。

理想的な正しいシャーペンの持ち方の特長とは?

自分や子供のシャーペンの持ち方を見て、「間違っているかもしれない」と感じた方は、これからご紹介する理想的な正しいシャーペンの持ち方を確認しましょう。

シャーペンの持ち方はたとえ間違っていても、それが習慣となっているため修正には時間を要します。ただし、親指くるみも持ちのように比較的容易に直すことができる持ち方をしている場合には、特徴を把握し、正しいイメージを持つだけですぐに修正できる方もいます。

親指と中指、人さし指の3点で支える

理想的な正しいシャーペンの持ち方の1つ目の特徴は、「親指と中指、人さし指の3点で支える」というものです。先ほどの間違ったシャーペンの持ち方の代表例でご紹介しなかった持ち方でも、親指と中指、人さし指の3点で支えることができていなければ、正しい持ち方とはいえません。

また、間違った持ち方で生じてしまいがちな弊害が、体のどこかに起こっている可能性もあります。

シャーペンの先から見たときに指の腹で三角形ができる

「シャーペンの先から見たときに指の腹で三角形ができる」ことも、理想的な正しいシャーペンの持ち方の特徴の1つです。間違ったシャーペンの持ち方では、基本的に指の腹でシャーペンを持つことができないため、シャーペンの先から見たときに三角形ができることはありません。

紙とシャーペンの角度がおおよそ75度になる

3つ目の特徴は、「紙とシャーペンの角度がおおよそ75度になる」ことです。小学生に多い垂直持ちは、その名のとおり紙とシャーペンの角度がおおよそ90度になる持ち方です。正しい持ち方をすれば不要な力が抜ける分、紙とシャーペンの角度も適切になるでしょう。