「劣等感」って何?言葉の意味や、解消する方法をご紹介!

子供の自信なさそうな言動を見て「もしかしてうちの子、劣等感を感じているのかな」など心配になったことがある親もいるかもしれません。

ところで、そもそも「劣等感」とはそもそもどんなものなのでしょうか。この記事では「劣等感」の言葉の意味や、劣等感を解消するための方法をご紹介します。

劣等感とは何か?

劣等感
劣等感という言葉を聞くとネガティブなイメージを持つ親も多いことでしょう。そもそも劣等感とはどのようなものなのでしょうか。

健康で正常な努力と成長への刺激

そもそも「劣等感」という用語を作り広めたのはオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーだと言われています。広く一般的には「自分が他人に劣っていると感じること」という意味がありますが、アドラーの著した「個人心理学講義―生きることの科学」によると劣等感は下記のようなものであると書いています。

劣等感とは「健康で正常な努力と成長への刺激」

(引用元:個人心理学講義―生きることの科学

劣等感があることは異常なことではなく、人が人としてあることに関わり、向上・進歩していく力の源なのです。ですから、劣等感を持っていることがその人のネガティブな言動に直結している、というわけではないのです。

劣等感=コンプレックス?

劣等感をコンプレックスと同じ意味だと解釈してしまう人もいます。確かに似たような意味合いはあるものの、実は別の意味を持つ言葉です。

他人と比較して自分は劣っていると感じることは誰にでもにあることでしょう。しかし、そこから「だから自分はダメなやつなんだ」と行動できずに立ち止まり、問題や課題に取り組むことができず「解決できない」と確信してしまうことこそ「コンプレックス」なのです。

参考
体育授業に対する劣等コンプレックスの因子的概念と児童生徒の主体的要因との関連|体育学研究

善玉と悪玉

劣等感にはその後、人に良い影響をもたらす「善玉」と、ネガティブな影響をもたらす「悪玉」の2種類に分けることができます。

善玉劣等感

自分は他人より劣っていると感じたのちに「だから自分はダメなんだ」とは思わず、劣等感を自分の成長の糧にすることができます。これを「善玉劣等感」と言います。

美人でかわいい恋のライバルがいたとしても「振り向いてもらえるように、私はもっと頑張ろう!」と思うことがいい例です。劣等感をバネにして成長したり向上心を持つことができれば、劣等感もプラスに働く「善玉劣等感」となります。

悪玉劣等感

同じように「劣等感」を抱いても、子供がコンプレックスを抱いてしまうとそれは「悪玉劣等感」になりがちです。コンプレックスを抱いてしまうと問題や課題を棚上げしたり、何かにチャレンジするのではなく、失敗をしないように自分の活動範囲を狭めてしまいます。

悪玉劣等感になってしまうと、自ら自分の成長を止め、妨げるようになってしまうのです。

参考
体育授業に対する劣等コンプレックスの因子的概念と児童生徒の主体的要因との関連|体育学研究

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