インクがあるのにボールペンが書けない主な原因
インクが入っているのに書けないときの原因は、4つ考えられます。原因によって対処法も変わってきますので、書けない原因が完全には分からなくても、ある程度予測できると対処もしやすいです。
インクが古い
ボールペンのインクが古くなると溶剤が蒸発して書きにくくなります。そのため、未使用のボールペンでも、インクが古いと書けなくなることがあるのです。
ゼブラのホームページによると、快適な書き味を楽しめる期間は3年間が目安とされています。また、三菱鉛筆のホームページにも、製造後3年程度であれば初期品質とさほど変わらずに使用できるとされています。
5本セットや10本セットで購入してストックしておいた場合は、インクが古くなっている可能性があります。なお、水性ボールペンやゲルインキのボールペンは製造から2年程度が目安になるようです。
参考
ボールペンが書けない時は|ゼブラ
製品の消費期限を知りたい|三菱鉛筆株式会社
ボールペンに傷がついている
ボールペンなその名前の通り、先端に小さなボールがついているペンです。ペン先は、ミクロ単位で精密に加工されており、ペン先から床に落としたりぶつけたり金属製の定規を使ったりすると、傷がついてしまいます。
ペン先が傷ついてしまうと、ペン先のボールが均一に回らなくなってインクがかすれたり、あふれるほどインクが出てしまったりします。最終的にボールが回らなくなると、インクが出なくなる場合があります。
筆箱やポケットに入れている時にも傷がつくことがあるので、使っていないときには、必ずペン先をしまうようにしましょう。
ボールペンにゴミがついている
ペン先に紙の繊維などが絡まることで、インクが出なくなることがあります。紙の繊維を巻き込んでしまう場合、一時的ではあるものの、場合によっては完全にインクが詰まってしまうこともあります。
紙の繊維を巻き込んでしまうケースはいくつかあります。例えば、ボールペンを寝かせ気味で書く場合は、ペン先のボールの面だけでなく、ボールを支える面が紙にすれて紙の繊維を巻き込みます。
また、筆圧が高かったり、下が柔らかいところに書いている場合は、ペン先が紙に沈んでしまいボールを支える部分が紙に引っかかって紙の繊維を巻き取ります。
これ以外にも、インクジェット用紙に書く場合、インクジェット用紙の表面に塗られているコーティング剤がはがれてペン先にたまってしまう場合もあります。
ペン先から空気が入った
インクの芯の中に空気が入ってしまうと、インクがペン先のボールに供給されず書けなくなることがあります。
ボールペンは、基本的に下向きに書くことを前提として設計されています。下向きに書いている分には、インクの重みによってインクが押し出されて、空気が芯の中に逆流することはありません。
ただ、壁にかかっているカレンダーに書き込むときに水平にボールペンを使ったり、仰向けになって上向きにボールペンを使うと芯の中に空気が入ってしまいます。芯の中に空気が入ってしまうと、空気でインクが止まり書けなくなります。
まとめ
ボールペンが書けなくなるのには、原因があります。原因が分かれば復活する適切な対処法を取ることができます。
紙の材質がいつもと変わっていないか? インクが古くないか? ペン先に傷がついていないか? ゴミや空気が入っていないか? を順番に確認して、ペン先を傷つけないよう、ていねいに対処することをおすすめします。
参考
書けなくなった(ボールペン)|三菱鉛筆株式会社
ボールペンが書けない時は|ゼブラ
ボールペンが書けなくなった|三菱鉛筆株式会社
製品の消費期限を知りたい|三菱鉛筆株式会社
よくある質問|パイロット
必見!インクの出ないボールペンを復活させる魔法の方法|ピントル
インクが出ない!ボールペンを復活させる5つの方法|nanapi
インクが出ないボールペンを復活させる方法・原因|種類別/空気|ドライバータイムズ
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