年齢別オススメの鉛筆の濃さ
鉛筆には17種類の濃さがありますが、使用用途や年齢によって適した濃さは異なるものです。ここでは各用途に応じた、オススメの鉛筆の濃さをご紹介します。
小学1年から3年生はBか2B
小学校の低学年にオススメなのは、Bか2Bの鉛筆です。小学1年生の学校説明会では、「2Bの鉛筆を使用してください」という指定を受けることが多いものです。これは2Bという鉛筆の特性が小学生低学年の子供に合っているからです。
- やわらかく濃い
- 長時間使用しても疲れない
- 筆圧が弱くてもなめらかに字が書ける
2Bの鉛筆には、このようなメリットがあります。文字の輪郭もはっきりとすることから、低学年ではBか2Bがオススメです。
1990年代には、小学生の標準となる鉛筆の濃さはHBでしたが、現在は2Bになっているところが多いと言われています。なぜなら、子どもの筆圧が弱くなっているため、やわらかい2Bの濃さの鉛筆の方が書きやすいと言う点と、文字の輪郭も濃くはっきり見えるくらいが、学校で使用するには適しているからです。
(引用元:鉛筆の濃さの種類一覧・おすすめ 年代別/スケッチ/受験/模写|ドライバータイムズ)
小学4年から6年生は子供の筆圧に合わせる
体格や体力と同じように、子供の筆圧にも個人差があります。
- 筆圧が強い子供の場合は硬めの芯 ⇒ HBやF
- 筆圧が弱い子供の場合は柔らかめの芯 ⇒ 2Bより濃い4Bなど
以上のように使い分けていく必要があります。書きやすさを考えてあげましょう。また年齢が上がるにつれて筆圧が安定してくるため、B・HB・Fなどを使用する子供が徐々に増えてきます。
中学生以降はHBかB
中学生以降になると、鉛筆ではなくシャープペンシルが主流になってきます。ただし、高校受験の際などはシャープペンシルの使用が禁止され、鉛筆を指定されることがあります。鉛筆を使い慣れていないと困ることもあるでしょう。家での勉強の時間などにも鉛筆を利用することをおすすめします。その際はHBかBを使用するといいでしょう。
用途によって使い分けることが重要
鉛筆の濃さは個人の筆圧や温度(天気)などにも影響されます。特性を知って、用途によって使い分けることが重要になってきます。それぞれの用途に適した鉛筆の「濃さ」を説明すると
- 一般事務・学校の授業:HB・F・H
- 製図:2H~6H(一般)・7H~8H(精密図面)
- デッサン:3B~6B
以上のようになっています。