幼稚園でママ友がいない!?対処法やデメリットについて - cocoiro(ココイロ) - Page 3

「嫌われる勇気」を持つ

150万部以上を売り上げ超ベストセラーとなった『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎/古賀 史健:著 ダイヤモンド社)の著者である岸見一郎氏は、日本ではあまり知られていないアドラー心理学の考え方を同著を通じて飛躍的に広めた人物です。その著者が、本の内容に触れてインタビューで次のように伝えています。
「あらゆる人間の悩みは『対人関係』の悩み」だと示唆しています。

岸見氏は自著を語るインタビューにも出演。同様のことを口にしています。

まさにママ友の悩みは、「対人関係」の悩みそのものともいえるでしょう。岸見氏は、対人関係の悩みの解決のためには、アドラー心理学の方法論的な真髄について「他の人に自分の課題に介入させない。他の人の課題に介入しないということ」であると述べています。これは、他人に相談することのむなしさについて示唆する言葉でもあります。

(参照元:嫌われるのはあなたが自由に生きている証し|YouTube

もしママ友との関係はうわべだけの付き合いに徹することを受け入れられるなら、「嫌われる勇気」の概念や考え方が、あなたの参考になるでしょう。インタビューの中で、岸見先生の言葉は、「嫌われるということは、自分が自由に生きている証でもあり。嫌われるということは、自分が自由に生きるために支払わなければならない代償」だとしています。

ぼっちを覚悟する勇気:あなたがママとして自立する

「嫌われる勇気」という言葉はビジネスマンを中心に大ヒットを記録しましたが、新米ママにとっては過激な言葉の響きをかもしれません。では子供に受験競争の厳しい荒波を体験させたくないからといって、幼稚園選びには特に理想もなく執着もしなかったでしょうか。受験競争は強く意識していなかったとしても、やはり評価の高い幼稚園選びをしたのではないでしょうか。

嫌われる勇気がやや強い表現だと考えて、実践することをためらうようであれば、まずは「ぼっち」で、ママ友がいない状態であることを覚悟する勇気を持つことをおすすめします。「個」より「利害関係」が根底にあるような幼稚園では、ママ友を作ることに熱心にならずに、利害の絡まない趣味や何かの集まりで、人間らしい絆を深めていくことの方が充実するでしょう。その意味で、他人の評価を恐れず、自分の生き方をリアルに見つめて自立するした考え方を持てば、ママの生き方がそのまま子供にも反映されるでしょう。

幼稚園側と常に連絡や確認は怠らない

ママ友と親しくなることに努力を費やすのではなく、幼稚園側と連絡を密にすることが大切です。ママ友の利点として、幼稚園側が発表する前に、素早く情報を得たり知ることができるという方もいるようですが、それは幼稚園側が発表してから知っても決して遅いことはありません。

そういう情報のほとんどは、スキャンダル情報であったりすることが多いでしょう。基本的には、そういう話に首を突っ込む必要もありません。関心を抱くことも不要だといえます。

まとめ

幼稚園での「ママ友がいない」状態についての考え方や対処法はあります。幼稚園は、子供が主役であり、ママたちが、そこで友達作りをする場でないということをまずは意識しましょう。しかも子供よりママたちが、主役である子供たちより目立って人間関係を荒らすような振る舞いをする必要はありません。

幼稚園には、どこか温かい雰囲気があったとしても、そのように演出しているだけです。それは幻想です。幼稚園といえども、その時点で格差があります。つまり受験競争のスタートラインにいるのだという自覚を持つことです。ママ友とは、極力お付き合いを重視しないことで、表面的な上辺だけの付き合いで十分だと言えます。

参考
ママ友って必要? トラブル回避「ママ友0人」をすすめる理由|WomanExcite
ママ友の輪に入れないのですが 【精神科医・樺沢紫苑】| YouTube
嫌われるのはあなたが自由に生きている証し | YouTube
【武田邦彦】まともな人ほど ぼっち になる理由。ぼっち経験者の私がお話しします【日本社会】|YouTube
嫌われる勇気|Amazon

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Kaigwandori no Matsukawa