ママ友がいないことは子供に影響する?
ママ友がいないことは子供に影響するかどうかといえば、直接は影響しません。もしあなたの子供が誰かにイジメられるとしたら、それはママ友がいないからではありません。
幼稚園がどのように楽しい雰囲気を演出していたとしも、子供同志はすでに受験競争のスタートラインにいます。どんなに仲良しを振舞っていてもお互いがライバル関係にあります。もしあなたの子供が誰よりも優位にあるとしたら、「蹴落としてやりたい」というママのやっかみを受けることはあるかもしれません。
一部の教育機関の運動会などで問題になったように、受験競争はみんなで仲良く手をつないでゴールするものではありません。このように見たとき、そもそも弊害を生むママ友というやっかいな存在は必要なのでしょうか? そのあたりを以下の記事で、もっと深堀りして見ていきましょう。
ママ友がいないことへの考え方と対処法
ママ友がいないということは、一見、寂しい響きに思えるかもしれませんが、それは情緒的な幻想にすぎません。最終学歴までの教育を意識し、子供に優れた教育の履歴を身につけさせたいと思うことは、良くも悪くも親の熱い思いです。幼稚園は、より良い選択がなされる社会の仕組みの中にある以上、受験競争の入り口に位置していると言えます。
望まない激化する競争の中で、ママ友は必然的に生じてきたものです。料理でいう灰汁(アク)のようなものです。
ママ友がいないことへの考え方と対処法はあるのでしょうか。それを以下で解説します。
幼稚園でママ友がいないのは、不都合ではない
幼稚園でママ友がいない、できないは、決して不都合なことではありません。不都合だと考える理由はなぜなのでしょうか。それはママであるあなたが自分の意識の中で、世の中を勝手に「忖度」し不都合だと考えているからだと言えます。
もっともあなたは「これまで社会とはそういうものだ」と学校や両親、さらには社会全般の規範などからそう思い込まれてきたからでもあります。それは思考や生き方の自由を制限する「呪縛」なのです。
まず幼稚園での主役は誰で、あなたは友達作りのために幼稚園に来ているのではないことを思い出すべきです。しかも、幼稚園は、極めてホットな幼児教育に見えて、実は周りの子供たちは、あなたの子供にとって友人である前に、受験戦争のライバルでしかありません。そういう社会の仕組みに子供を託したことを思い出す必要があると言えます。
表面上はどうあれ、ママ友がいかにも親し気に寄り添うような振る舞いを見せても、相手の方は、自分の子供を少しでも他の子より優位にしたいと考えていることには変わりありません。あくまでも「お受験」に付きまとうライバル同士の火花は散っているのです。こういう利害関係がある以上、ママ友などは作る意味はないと言えます。
誰かに相談しても解決しない
誰かに相談するという行為は、実はあまり意味がありません。それなのに、人は何のために相談したりするのでしょうか。結論から言えば、自己の承認欲求を満たしたいからです。相談という形をとって「私は、今こんなひどい目に合い苦しんでいるんですよ。分かってください」と伝えたいだけなのです。あなたに起きた問題は、どんなに優れた相談相手の先生であっても、あなたの問題を解決することはできません。
親しいからと、万が一にもママ友の誰かに相談などをすれば、あなたの打ち明け話、身の上の話は、面白おかしくママ友のグループに何となく知れわたったり、尾ひれまで付いて、あなたがとがめられることもないとは言えません。
ママ同志は、子供を介したライバルでもあります。決して身の上に関わる個人情報などは、話すべきではありません。
お付き合いは上辺だけに徹すればいい
ママ友たちの付き合いは、一緒にゴールなどできない受験競争のライバルなのだという認識を持って、原則、表面的にはうわべだけのお付き合いに徹することをおすすめします。
あいさつは、誰とでもきちんと交わす。一歩下がって、余計な会話はしない。
表面的であることを恥じない。それ以上の関係を求めない。
役員などの指名があれば、極力、受ける。協力をする。
子供の送迎バスを待つ間も、個人情報は話さない。
子供をバスに乗せたら、すぐに帰る。ママ同志のダラダラ会話に参加しない。
幼稚園などで用事が済めば、すぐに帰る。
争わない。必要に応じて退散する、避難する。