小さな子供は、ママのすることならなんでも真似したがるものです。それを利用して子育てにうまく活かしたいものです。
例えば縫い物をしていれば、ママが使うはさみに興味を持ってそれを手に取ろうとします。凶器にもなるはさみを幼ない子が手にしたら、あわてて「ダメッ!危ないよ!」と思わず、はさみを取り上げてしまうことが多いでしょう。実は、このときから大切な知育が始まっています。
この記事では、はさみの使い方や練習方法について、いつに何を教えたらいいのかを説明します。はさみの扱い方や練習方法については、知っているようで知らないもの。人には聞きづらいことも、動画を交えて説明していきます。
いつ(何歳)から始めるのがいい?
子供の発育には個人差があります。子供が成長する過程では、特にママの仕草から非常に多くを学びます。その一つにはさみの取り扱いもあります。
幼い子にはさみを持たせるのは心配ですがが、いずれは通らなければならない関門です。安全にはさみを使いこなすための手順や練習の仕方、とり扱い方などをご紹介します。
興味を持つようになったらはさみデビュー
ママのしていることに興味を持ち、真似をしたがる2歳前後から教え始めるのがいいでしょう。はさみを上手に扱うことができなくても、決して焦らずにじっくり教えてください。
もし「危ないから」「怪我をしたら困る」からと懸念し、はさみの扱いを避けてしまうと、せっかくの学びのチャンスを逃してしまいます。はさみに興味を持ったこの時期にこそ正しく教えるということが、安全にはさみを使う上では大切なことです。
小さな子にはさみは危なくないか?
子供は大人が想像するよりも、案外上手にはさみを使いこなし、切る楽しみや快感を得ていることもあります。それは、一つにはママの仕草をじっと見ているからです。だからと言って、はさみを持たせたまま子供をほったらかしにしていては危険です。
はさみの持ち方や切り方にはルールがあることを事前に教えておきたいものです。まずは、はさみ全体にカバーの付いた比較的安全な子供用はさみを与えましょう。取り扱いとして、はさみを持ったまま走り回ったり絶対にしないよう注意する必要があります。また人には刃先を向けないことも伝えておきましょう。道具を扱うのであれば、他人を傷つけないように扱い方を教えるのは必須です。
練習方法は何から始めたらいい?
練習の仕方には、いくつかの方法があります。「市販のドリルを利用する」「ネットの無料教材をダウンロードする」「ママの作った教材で練習してもいい」などです。そのどれを選択してもいいでしょう。それぞれについて以下に詳しく紹介していきます。
市販のドリルを利用する
市販のドリルは、はさみの練習の仕方や指導の仕方など、手順がきちんと整理されています。教えることに自信のないママにとっては安心して与えられるでしょう。はさみの練習の教材もついていますし、分かりやすく教える上では、スムーズにいくはず。学習のプロセスもよく分かります。
市販の練習ドリルを使うと
・ドリルに付いた紙の厚さがちょうどいい:薄い紙は、切りにくいのが難点
・切る線などが太目で切りやすい
・紙の大きさが適切で、ちょうどいい大きさ
・カラフルな仕立て:イラストなども多く、楽しくなる工夫がいっぱい
以上のメリットが出てきます
ネットの無料教材をダウンロードする
現在では、インターネットが非常に普及し、はさみの練習のための無料教材なども、さまざまなサイトで見ることができます。プリンターで印刷すれば、すぐに使えます。ただし、プリンター用紙は、やや厚みのある用紙を使う必要があります。すでに述べたように、プリンターの用紙では、紙が薄手なので、小さな子供の練習にはやや切りにくいとい側面があります。
無料ダウンロードサイトの紹介
●はさみ練習・のりで貼る練習 プリント|幼児教材・知育プリント|ちびむすドリル【幼児の学習素材館】
●はさみ練習プリント一覧【一回切り、直線切り、曲線切り、連続切り】無料ダウンロード
ママの作った教材で練習してもいい
教材については、上記で示したように、市販の教材、インターネット上の無料サイトなど教材は豊富。ただ、ママが手作りした教材で、学習することも当然できます。無料サイトのイラストなどを参考に、ママの手作り教材でぜひ学習を進めてみてください。