自由研究レポートの書き方
レポートの書き方を詳しく解説していきます。同じクラスの子供たちよりも一歩上を行く質の高いレポートを目指しましょう。
レポートを書く紙は模造紙・A4用紙・画用紙などさまざまですが、一般的なA4用紙でのレポートの書き方を解説していきます。
基本の流れを知ろう!
レポートの形式は「一般財団法人 理数教育研究所 レポートの書き方」の中で、四隅に1cm以上の余白を持たせるようにと書かれています。
(引用元:レポートの書き方|一般財団法人 理数教育研究所)
レポートの内容は
- 研究のテーマ
- 研究をしようと思た理由
- 実験の方法と準備したもの
- 実験結果とわかったこと
- 感想
以上の順番で書いていくと読みやすいレポートに仕上がります。
タイトルはレポートの一番最初に見るところです。「ちょっと読んでみたいな!」と思うような、興味を引くタイトルをつけてみましょう。
自由研究をしようと思った理由
なぜ氷の溶け方について研究しようと思ったのかを書きましょう。実験を終えた後ではなく、実験をする前に考えておいた方がいいでしょう。子供が自由研究をしようと思った理由が思いつかない場合、親がアドバイスしてあげましょう。このとき、子どもが疑問に思ったことと実験内容が合っていないといけません。
- 氷を水筒に入れたらなかなか溶けないから、不思議に思った。
→氷をいろんな容器に入れ、溶ける早さを観察
- コーラが好きでコーラを凍らせてなめたら「しゅわしゅわ」が溶けるまで続くのか疑問に思った。
→いろんな種類の氷を作り、溶ける早さを観察
このように、子供の疑問が実験の内容に合うようにしましょう。
準備したものと実験の方法
読んだ人が同じ実験ができるように、準備したものや実験方法は詳しく書きましょう。
準備したもの
- 氷は重さを測る
- 氷に振りかけるものはグラム数も書く
- お皿は材質、厚み、寸法まで書く
このように、できるだけ細かく書きましょう。
実験の方法
「同じ条件で実験する」ことにより、氷の溶け方を比較できます。実験を行う日の場所・気温・湿度・天気を書きましょう。実験の方法は写真付きで実験した手順を書き、子供のレポートを読んだ人が同じように実験ができるよう分かりやすく書きましょう。
実験の結果と分かったこと
予想した結果にならなくても、実験の結果は正直に書きましょう。実験結果を表やグラフにまとめると、いっそう分かりやすくなります。例え予想した結果にならなくても正直に書きましょう。
そしてその結果から分かったことを書きましょう。
例えば、
- 氷に塩をかけると、普通の氷に比べ〇〇分早く溶けた。
- ステンレスの皿に置いた氷が一番早く溶けた。
- オレンジジュースで作った氷が一番早く溶けた。
- 凍らせたコーラを食べたけど、炭酸が抜けていた。
など、実験の結果から分かったことを書きましょう。
感想
感想で書く内容は
- 実験結果がなぜそうなったかの理由
- 理由を知って次にどんな実験がしたいか
- 実験をしての反省やおもしろかったこと
以上のことを書くと、レポートの締めが良くなります。実験の結果の「理由」を書くのは、小学生にとっては難しいもの。詳しく書く必要はありあせん。子供と一緒に調べましょう。
また、今回の自由研究をして次にどんな実験がしたかを話し合いましょう。氷に限らず別の実験でもかまいません。最後に、今回の実験の反省点や、実験で楽しいと思ったことを書きましょう。準備が面倒くさかった、溶ける早さを測っていたらうとうとして寝てしまった、など今回の自由研究で感じたことを素直に書きましょう。
まとめ
自由研究は子供が主体でやることが大切ですが、行き詰ったら手を差し伸べてあげましょう。
今回の実験では以下の手順をとると説明しました。
- 氷をいろんな容器に入れ、溶ける早さを観察
- 氷をいろんな容器に入れ、溶ける早さを観察
- いろんな種類の氷を作り、溶ける早さを観察
また、レポートの書き方は
-
- 研究のテーマ
- 研究をしようと思た理由
- 実験の方法と準備したもの
- 実験結果と分かったこと
- 感想
の順で書いていくと読みやすいレポートになります。実験方法を書くときは「初めて読んだ人でも同じように実験できる」ようにていねいに分かりやすく書きましょう。また表や写真を使うと、なお見やすくなります。ぜひ子供の自由研究の参考にしてください。
参考
レポートの書き方(小学校用)|一般財団法人 理数教育研究所
小学生・中学生必見!自由研究の上手なまとめ方・書き方例|スタディサプリ
自由研究【小学生】3年生~4年生向けの氷を使った簡単実験!|シュフリア
氷の溶け方調べ|自由研究の実験方法・動機・結果・考察などまとめ方|自由研究テーマとまとめ方