打たれ強い男の子の育て方は?才能を伸ばす5つのヒント - cocoiro(ココイロ)

近年、男の子の打たれ弱さや、コミュニケーション力の低下について注目される機会が増えてきています。また、子育ての中で、男の子の言動に戸惑ってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
当記事では、男の子の特徴や、打たれ強い男の子の育て方、彼らの才能を伸ばすためのヒントをご紹介します。

男の子の特徴とは

勝ち負けに対するこだわりが強い

男の子は勝ち負けにこだわる傾向にあります。例えば、友達とのかけっこや、じゃんけんでさえ負けると悔しくて泣く子もいます。
熱血先生で知られる、花まる学習会代表の高濱正伸氏によれば、勝負事で負けて泣くような子は、勉強面で自分が分かったかどうか1問1問にこだわれる子が多く、伸びる可能性があるそうです。

戦いごっこ・スリルのあるものが好き

男の子はヒーローになりきり、怪獣などの見えない敵と戦うのが好きです。特に母親には理解が難しい部分かもしれませんが、ヒーローものには男心をくすぐる要素があるため、男の子なら一度は好きになるものです。
高濱正伸氏は、戦いごっこはある時期に通過儀礼としてやっておかないと、逆に健全さをそこなうと指摘しています。男の子が戦いごっこをしていたら、「そういう時期なのだ」と思いましょう。
また、冒険などスリルのあるものも好きな傾向があります。スリルやリスクを取ることをかっこいいと感じ、男の子同士では危険なことに挑戦した方が賞賛されます。

飽きっぽいところがある

男の子は女の子より飽きっぽい面があります。例えば、新しく運行された飛行機などを見たいと言って騒いだとしても、少し見たら満足するのです。興味の回転が速く、ターゲットは次々に変えたいのが男の子の特徴の1つです。

打たれ強い男の子に育てるためには?

1つでも得意なことを見つける

できれば小学校卒業までに、これだけは負けないと思える何かを身につけさせてあげることが大切です。もちろん何か習い事でもいいですが、簡単なことでも構いません。例えば、クラスの中で一番足が速い、虫に詳しい、電車に詳しい、算数が得意というので十分です。
その得意なことについて子供同士で賞賛される時があり、「これは〇〇がすごい!」と注目されることが重要です。
得意なことがある子は、いじめの対象にもされにくいものです。たとえいじめに遭ったとしても、自分に自信があるため、毅然とした態度でいられ、いじめを跳ね除けることができるでしょう。

上手に挫折の経験をさせる

男の子はプライドが高いうえに勝ち負けにこだわる傾向が強いため、挫折しやすく傷付きやすいところがあります。しかし、1番になれるのは1人だけで、長い人生の中で1番になれない状況は出てくるでしょう。一番ではない自分も受け入れられるようにするためには、小さな挫折を繰り返させることです。
例えば、塾や習い事などで1番になれなくて辞めたいと言い出した時、無理に頑張って続けさせると心に大きな傷となって残りかねません。2~3回だけ頑張るように言って背中を押しますが、無理に続けさせないようにしましょう。
男の子の気持ちを優先してあまりにすぐ辞めてしまうと、粘る力や困難を乗り越えようとする力がつかないものです。子供の話を聞いて理解し、もう少しだけ頑張ってみようかと優しく背中を押してあげることが大切です。

ユーモアのセンスを磨く

面白い話ができる男の子や、冗談で笑いが取れる男の子はクラスの中で人気者になります。小さなユーモアは、時に気持ちを救ってくれ、新しいことに挑戦してみようという力になることがあります。笑うことで、失敗もたいしたことではないと思えて楽になり、打たれ強さにつながります。
人を楽しませることができるというのは、自分の自信にもなるでしょう。おしゃべりの面白さ、上手さは仕事の武器にもなります。
ユーモアのセンスを磨くには、お笑い番組をみることも人を楽しませるための勉強になります。あたたかい気持ちになれるお笑い番組を家族でみるとよいでしょう。