上手にリビング学習を取り入れるには?
図書館や自習スペースでの勉強は、自分で勉強をすすめることができる年齢の子供向きの勉強場所です。小学生の宿題には親が手伝わなければいけないものも多く、子供が幼いうちは親の手助けが必要でしょう。
リビングは家族が集まる拠点。子供はリビングで家族の気配を感じることで安心感を持ちます。また親が子供の勉強進度や苦手を把握するためにもリビング学習が優れています。ただし、メリットが多いリビング学習も上手に活用しなければ意味がありません。リビング学習を取り入れるためのコツを紹介します。
勉強スペースを作る
リビング学習のデメリットとして挙げられるのが、どうしても散らかりやすく、テレビやゲームなどの誘惑が多い点です。そこでおすすめなのが勉強スペースを作ること。家計簿やパソコン用のスペースがある場合はその隣にしてもいいでしょう。親は仕事で子供は宿題というように一緒に机に向かうことを子供が喜びます。
勉強スペースは机やカウンターを利用するほか、ダイニングテーブルでも構いません。ただし、テレビなどが目に入ると集中できないため、できるだけ壁向きにセッティングしましょう。またリビングは照明が抑えられていて、書き物をするには暗いこともあります。その際はデスクライトなどを使ってください。
勉強に必要な教科書や筆記具などを収納する場所は本棚のほか、ファイルボックスやキャスター付きのワゴンなど持ち運びできるものも便利です。
本棚を置く
リビングは勉強をする時間に限らず、家族が一緒に過ごす場所として重要な意味を持ちます。賢い子供がいる家庭のリビングは整然と片付いているかというとそうとは限りません。実は子供が好きな本や図鑑、ボードゲームなどがすぐに出せるように置いてあることも多いのです。
特に読書量の多さが反映されるのが本棚の有無です。特に親が好奇心が強くてリビングなど手に届く範囲に本がたくさんある場合は、子供も自然と本を読むことが多いでしょう。将来的に伸びる子供を育てるには、子供の好奇心や関心を引き付けることがポイントです。子供が好きな動物や乗り物の図鑑、お気に入りの物語などをリビングに置いておくことで、子供も自然と本を読んだり知らないことを調べたりする習慣がつきます。
他の勉強場所と組み合わせて使う
子供の勉強場所を無理にリビングや自分の部屋に固定する必要はありません。勉強の種類や得意不得意に合わせて勉強場所を変えてもいいでしょう。
例えば、苦手でわからないところが多い算数は親に質問するためにリビング学習、その代わり自分でじっくりと考えたい得意科目は自分の部屋で集中するなど、上手に勉強場所を使い分けてください。
また計算ドリルや漢字の書き取りなど量が多い宿題などは親からの「頑張ってるね」といった声かけがモチベーションを高めます。ある程度慣れたら、自分だけの力で取り組むようにしてみてもいいでしょう。
子供の成長に合わせた勉強場所探しをしてみよう
子供の勉強場所は成長とともに変わっていくのが自然です。親の目があるリビングで勉強している子供も、成長とともに親の目がなくても1人で勉強できるようになるでしょう。子供の勉強している様子をよく観察して、勉強場所に不便はないか、他の勉強場所の方がはかどるか考えてみましょう。そのときそのときに合わせた勉強場所を見つけることで、子供の自立を促してください。
参考
勉強ができる子は、家を見ただけで分かる|日経DUAL
リビングに勉強スペースを作ろう♡賢い子が育つ!話題のスタディスペースとは|ikumama
おすすめ勉強場所を9個まとめてみた。社会人・学生のための「集中環境」の見つけ方。|STUDY HACKER
子ども部屋?リビング?勉強はどこでする?|ベネッセ教育情報サイト
リビングvs子ども部屋でメリット・デメリット比較!「勉強しやすい環境」の作り方とは?|ウチコト
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