PTAの活動では何をやってるの?PTA役員のメリット・デメリットは?

「PTA役員の仕事は大変」「PTAに入ったら子供の様子を知ることができる」などと、PTAに関するうわさを耳にすることは多いことでしょう。実際、PTAはどのような活動をしているのでしょうか? 今回の記事では、PTAの活動内容や、PTA役員になるメリット・デメリットをご紹介します。また、より良くPTA活動を進める方法も提案していますので、学校でのPTA活動の参考にしてください。

PTAの役割

PTAは、Parent(保護者)、Teacher(教員)、Association(組織)の頭文字を取ったもので、19世紀末にアメリカで発足されたとされる任意加入の非営利社会教育団体です。日本には、第二次世界大戦後に広まっていきました。

PTAの活動に法的根拠はありません。しかし、1967(昭和42)年の社会教育審議会報告「父母と先生の会(PTA)のあり方」では下記のように目的と性格を述べています。

「父母と先生の会」(PTA)は、児童生徒の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校および家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域における教育環境の改善、充実をはかるため会員相互の学習その他必要な活動を行う団体である。

(引用元:父母と先生の会のあり方について|社会教育審議会報告、要ダウンロード)

この報告から分かるように、PTAは児童生徒の健全な成長を図ることを目的としています。子供が学ぶ環境がより良くなるように考え、設立された組織であることが分かります。

PTAの活動内容

では、PTAはどんな活動をしているのでしょうか? ここでは、活動内容を3つに分けてご紹介します。

学習会や研修会を開催する活動

PTAは保護者や教員の成長のために、学習会や研修会を開催します。例えば、プログラミング教育について学ぶ必要があると感じたら、プログラミング教育のスペシャリストや教育委員会の担当者を学校に招いて講義をしてもらい学びを深めます。

学習会や研修会のテーマは、地域や学校によって異なります。テーマとしては、人権教育やインターネット活用、LGBT、いじめ問題、スマートフォンの使い方、正しい生活習慣・食生活などが考えられます。

子供の学習に関わる活動

子供の学習に直接関わる活動も進めています。例えば、朝の読み聞かせに保護者が来て関わったり、校外活動の際に引率したり、学習支援のボランティアを行ったりします。

PTA活動の一環で平日の日中に学校に行けるようなら、学校や教室の様子を知ることができるチャンスです。また、先生とのコミュニケーションの量も増え、学校や先生と一緒に子供を育てていると感じられるでしょう。

地域と連携した見守り活動

代表的な見守り活動には、朝のあいさつ運動や登下校時の通学路の安全確保、学校花壇の整備や地域の見回り活動、緊急避難場所の設置などがあります。

このほかにも、運動会での場所取りのルールを決めたり、ベルマークを集めて学校で必要な備品を購入したり、バザーを開いてPTAの活動資金を作ったりと幅広い活動をしています。

PTA役員のメリットとデメリット

PTA活動は、児童生徒の健全な成長を図るために行われていますが、PTA役員になるのを避ける人は多いものです。一般的にPTAの役員は、仕事量の多さや責任の重さなどがデメリットとして挙げられます。しかし、学校での子供の様子がよく分かり、先生と気軽に話ができるメリットもあります。

【メリット】学校での子供の様子が分かる

PTA役員になると、学校に足を運ぶ機会が増えます。学校は保護者に対して開かれた場所ですが、直接目にしなくては教室の様子は分からないものです。

例えば、PTA活動の一環で朝の読み聞かせに行けば、参観日や運動会とは違った普段の様子を見ることができます。また、子供がまだ学校にいる時間帯にPTAの集まりがあれば休み時間に校庭で遊ぶ様子も見られるでしょう。

【メリット】学校の先生と話しやすくなる

PTA役員になると、先生とコミュニケーションをとる機会が多くなります。毎日子供を預けている学校にどんな先生がいるのかは、保護者であれば誰でも気になるものです。

PTA活動に関して先生と話す機会が増えていけば、自然と先生の人となりも分かるようになり、相談や心配事があるときも気軽にコンタクトを取ることができます。逆に先生が困っていることも分かるので、保護者のネットワークを使って一緒に先生の悩みを解決することにもつながるでしょう。

【デメリット】仕事の量が多い

PTAは基本的に親たちが運営するものです。そのため、仕事量が多くなってしまう場合があります。学年や学校全体がPTA活動に協力的で、呼びかけをしたときに協力者が多く出てくるようなら別ですが、一般的には仕事量が偏ってしまうことが多いと言えるでしょう。

【デメリット】働きながらだと集まりに参加できない

共働きをする世帯が増える中で、仕事と育児に加えてPTA活動をするのは時間管理から考えても体力面から考えても大変です。平日メインで働いている場合は、平日の日中に集まりがあっても参加できませんし、夕方以降の集まりでも仕事を早く切り上げて参加することになるでしょう。