共働きの親御さんに考えて欲しい子供とのコミュニケーション方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

共働きでもうまくコミュニケーションをとるには


コミュニケーション不足がいかに子供の将来に悪影響を与えるかを理解したところで、実際にそうならない為にどうすれば良いのかまとめました。

子供とのコミュニケーションは量より質です。忙しい毎日の中でも、ちょっとしたポイントを押さえて、少しでもコミュニケーション不足を解消するようにしましょう。

言葉で愛情を伝える

子供が幼いうちは「大好き」ということを言葉でたくさん伝えるようにしましょう。思っていても言葉にしなければ意味がありません。しっかり子供の目を見て、優しい笑顔で「大好き」を伝えていきましょう。

ある程度年齢を重ねたら、「大丈夫?」「何かあった?」などと聞いてあげましょう。うまく感情を伝えられないようでしたら、具体的に「寂しかった?」「痛かった?」と聞いてあげます。それを繰り返すことで、自発的に自分の気持ちを表せるよう促します。

そして子供が頑張って自分の気持ちを伝えてきたら、愛情を込めてしっかりと甘えさせてあげましょう。

スキンシップを大切にする

日本人はあまりスキンシップが得意ではないかもしれませんが、我が子とは思いっきりスキンシップを行いましょう。子供が幼いうちは、ハグやキスも心の栄養につながります。

普段の生活の中で「あなたがしっかりしなさい」と諭すよりも「頑張ったね。すごいね」と褒めてあげて、愛情を込めてハグをしてあげましょう。1日に1回でも、こうして親に甘えられる時間があれば、子供は自然と自分の力で頑張ろうと思うようになります。そして子供が頑張ったらまたスキンシップをしてあげてください。

このような循環を作ってあげると、子供は親を安心して甘えられる場所だと認識して、自分の思いを素直に伝えてくるようになります。

子供の話を真剣に聞いてあげる

子供が自分の気持ちを伝えられるようになったら、真剣にその話を聞いてあげましょう。年齢を重ねれば複雑な気持ちが芽生え、悩みも増えてきます。さらに「嫌だ」「嫌い」などのマイナスな感情も出てきます。

これらは子供が抱え込んでしまうと、ストレスにつながる可能性があります。面倒くさいからといってないがしろにするのではなく、子供が納得するまでしっかりと向き合ってあげましょう。

忙しくて長い時間話を聞いてあげられない場合は、交換日記がおすすめです。

置き手紙や電話をしてあげる

毎日ではないけれど、週に何日か家を空けるときなどは、置き手紙や留守番中の電話なども有効です。このちょっとしたことが子供の心の安心につながります。休憩中や帰宅前に「大丈夫?」とひとこと連絡をいれてあげましょう。

また、不審な訪問者や電話がなかったかなど、安全確認もしてあげると良いでしょう。