不登校児の勉強はどうするべき?勉強の進め方やコツについて解説 - cocoiro(ココイロ)

希望に胸を膨らませて入学した子供がいつの間にか「学校に行けない」と言い出し、ついに不登校となってしまうケースがあります。このままで本当に良いのだろうか、学力はリカバリーできるのでしょうか。親にとっては、そうした心配が尽きません。不登校でも学力をつけて進学できる可能性を広げるに方法をお伝えします。

今や不登校児童生徒は13万人超

文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、平成29年度の公立小中学校における不登校児童生徒の数は、139,000人を超えています。全体の児童生徒数の1.4%に及び、年を追うにつれて不登校児童生徒の数は増えています。

今や、不登校問題は社会的な問題と言っても過言ではなく、家庭・学校・地域社会と連携が必要なのです。

不登校でも勉強をさせても良いのか

不登校の子を持つ保護者にとって一番の気掛かりは学力でしょう。子供の将来を考えると、高校や大学に進学できるか否かも悩みの種です。

しかし、親が悩んでいるのと同様、もしくはそれ以上に子供もクラスメイトとの学力差が開いていくことに心労を大きくしています。子供も勉強したいと思っているでしょう。不登校であっても、勉強できる機会があれば子供の学力は伸びていきます。

親が焦って勉強させるのは逆効果

不登校の子供を持つ親はどうにかして勉強してもらいたいと先回りしたり、あるいは後押ししたくなります。しかし、それは子供にとっては逆効果になりかねません。

なぜなら、不登校の子供自身、勉強するべきということは分かっているからです。ましてや、子供は思春期の多感な時期。親から「勉強しなさい」と一方的に言われるとかえって反抗したくなるものです。

不登校の期間は、数ヶ月から数年に及びます。家庭によってもさまざまです。だからこそ、学力は一朝一夕で取り戻そうとは思わず、じっくり向き合っていかなければならないのです。

まずは社会との接点を!

不登校の子供の多くは、自室にひきこもりがちです。夜遅くまでゲームをしたり漫画や本を読んだりして朝は起きられない、いわゆる「昼夜逆転」する子供も多いです。規則正しい生活ができなくなると、ますます不登校に拍車が掛かり兼ねません。

不登校の子供でも安心して勉強できる場所

不登校でも、子供にできれば勉強してほしいと願う親に、おすすめできる勉強場所と選択基準をご紹介します。

不登校による学習の遅れを取り戻すために、塾を選択する家庭は多いです。最近は、不登校児童生徒を対象としたコースを開設している塾もありますが、通常は帰宅後、夕方に通うことが多いでしょう。

こんな子供におすすめ

塾は、学校の同級生と顔を合わせる可能性が高いです。不登校の子供は、人間関係に不安を抱えている場合もあります。そうすると、塾も学校と同じだと考えてしまって通うことが難しくなることもあります。

塾で同級生と会ってもストレスを感じない子供なら塾が向いています。もちろん、昼間のコースを開設している塾なら人と会うのが苦手な子供の場合でも通いやすいでしょう。

不登校でも、もともと勉強が好きな子供であれば塾で勉強するのは苦痛ではないでしょう。塾は学力を上げる場所なので、勉強だけに専念できます。子供にとっては学校よりは居心地良く感じるでしょう。

このように、比較的真面目で勉強が好きな子供であれば、学力を塾で補う方法は相性が良いでしょう。

利用する際の注意点

塾といってもたくさん存在します。塾の数だけ個性があると思った方が良いでしょう。
塾の雰囲気や講師との相性も事前に調べ、子供に合った塾を選んでください。

また、子供が1人で通えない場合もあります。そんなときは親が送迎できるかどうかも視野に入れた方が良いでしょう。

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