英検3級の合格点・合格ラインは何点?試験内容や配点についても解説

子供の英語力を客観的に把握するという目的で、たくさんの親に活用されている試験が英検3級です。しかし、英検3級がどのくらいのレベルの試験なのか、合格ラインが分からないという人も少なくありません。今回は子どもの英語力に関心のある親に向けて、英検3級の合格ラインと合格するためのステップを解説します。

【英検3級の1次試験】試験内容と得点配分

試験内容

一次試験ではペーパーテストによる3つの技能試験が設けられています。それぞれの技能試験の配点が550点満点となり、リーディング・ライティング・リスニングの3つの力が試されます。
基本的に短文の語句空所補充や長文の内容一致選択、英語の会話を聞いた上で一致する内容を選択という内容です。ライティングに難しいイメージを持つ子供たちは多いものの、 中学1年生レベルの単語や文法をうまく活用できれば得点することができます。次に、それぞれの出題形式をご紹介します。

リーディング

リーディングでは、計30問が出題され、すべて4択の選択問題です。問題は下記の3つの形式です。
①単文の語句空所補充:15問
文脈に合う適切な語句を補います。いわゆる「ひっかけ問題」などはなく、知識があれば解けるレベルの問題です。
②会話文の空所補充:5問
会話文の空所に適切な分野語句を補います。英検3級の単語をしっかり覚えていれば解答できるレベルです。
③長文の内容一致選択問題:10問
パッセージの内容に関する質問に答える問題です。単語をしっかり覚えていることに加え、長文を読み解く読解力が必要です。こちらも引っかけるような設問なく、長文の内容が理解できれば正解できるレベルです。

ライティング

ライティングは、質問に対する解答を英文で書く問題で、問題数は1問です。難易度はさほど高くはありません。中学1年生レベルの単語や文法でも答えることは可能です。
ただし、「解答の語数は25~35語程度」「自分の考えとその理由を2つ書く」といった条件があります。的確に解答できるようにあらかじめ演習した方がいいでしょう。

リスニング

リスニングは3つの形式で出題されます。
①会話の応答文選択:10問
会話の最後の応答として最も適切なものを選びます。
解答形式:3つの選択肢から選択
リスニングの放送回数:1回
補助イラスト付き
②会話の内容一致選択:10問
会話の内容に関する質問に答える問題です。
解答形式:4つの選択肢から選択
リスニングの放送回数:2回
③文の内容一致選択:10問
短いパッセージの内容に関する質問に答える問題です。
解答形式:4つの選択肢から選択
リスニングの放送回数:2回
英検3級のリスニングは、単語レベルがリーディングより簡単で、音声の一部を聞き取れれば解答できる問題も多いという特徴を持ちます。リスニング対策用の問題集を使い、本番通りの形式で練習をしておくと安心です。

配点

英検3級のペーパーテストには、3つの技能試験が設けられており、550点満点の配点となっています。そして、それぞれの試験において6割以上の正答を得ることがポイントです。仮に3つの試験のうち2つが満点でも、残りの1つの出来が悪ければ、合格することはできません。

合格点・合格ライン

英検試験を主催する日本英語検定協会のホームページでは、次のように英検3級の合格ラインを定義しています。

中学卒業程度:英語で考えを伝えましょう。筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。

(引用元:各級の目安│日本英語検定協会

また、英検3級に合格していれば、高校入試にもある程度対応できる英語力があるとされています。英検3級は子供の学力を客観的に把握できるだけでなく、早い段階から始められる高校受験対策としても活用することができます。
中学卒業程度の英語力という表現に、いまいちピンと来ないという親も多いのではないでしょうか? ここからはそんな親に向けて、過去の合格点や合格率を紹介していきます。

英検3級の合格ラインは2015年度の正答率52.9%が最後の数値であり、以後数年は公表されていません。また、合格点に関しては2016年に公開された「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格した」というコメントが最新のものとして残っています。

英検CSEスコアとは?

CSEスコアとは、ユニバーサルなスコア尺度で英検の成績を計るために新たに考えられた指標です。CSEをスコア導入により、合否結果だけでなく、受験者が自分の英語力を技能ごとにスコアとして把握できるようになりました。また、英検CSEはスコアはCEFR(語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格)にも対応しています。