NHKではゴールデンウィークとは呼ばない
ゴールデンウィークという言葉が一般的になっていますが、ゴールデンウィークという言葉を使わない人たちもいます。その代表例と言えるのがNHKです。
NHKがゴールデンウィークという言葉を使わない理由として、以下のような指摘があります。
1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」といった電話が放送局に何本もかかってくるなど抵抗感を示す人が目立ってきました。また、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」など、放送の制作現場の声もありました。そのうえ、週休2日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると10日ぐらいになることもあり、ウイーク(週間)も的確な表現ではなくなってきました。このため、放送では原則として「ゴールデンウイーク」は使わず、「大型連休」を使っています。
(引用元:「ゴールデンウイーク」「大型連休」どちらを使う? | ことば(放送用語) – 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所)
放送を視聴する人たちにとってより分かりやすく、不快感を感じずに見てもらえるようにと配慮されていることがうかがえます。