こどもの日の伝統的な飾りつけと意味
こどもの日と言えば、鯉のぼりや五月人形といった伝統的な飾り付けがあります。ここでは、それぞれの飾り付けの由来をご紹介します。
鯉のぼりを飾る
鯉のぼりを飾る意味
もともと、武家では子供のために馬印やのぼりを飾るという習慣がありました。この習慣が庶民の間にも広がり、鯉のぼりが考案されるに至ったと言われています。なぜ、鯉になったかというと、鯉は滝を登ると龍になるという故事が中国にあります。この故事にのっとり、子供が立身出世するようにという願いを込めて鯉のぼりが飾られるようになったようです。
飾るスペースがないとき室内鯉のぼりがおすすめ
鯉のぼりは飾るためにもスペースが必要で、収納するスペースも必要になります。あまり大きな飾りは困るという家庭には室内鯉のぼりはいかがでしょうか。手ごろな大きさで家の中で鯉のぼりを飾ることができます。
この商品は鯉のぼりだけではなく、こどもの日に飾る兜もついていておすすめです。
五月人形を飾る
五月人形を飾る意味
鯉のぼりだけではなく、鎧や兜をはじめとした五月人形がこどもの日によく家で飾られている光景を見たことがある人もいるでしょう。
その昔、武家社会では安全を祈願して、神社に鎧や兜を奉納するといった風習がありました。この風習からこどもの日にも鎧や兜が飾られるようになります。鎧や兜は身を守るものであり、転じて、事故や病気など悪いことから子供を守って欲しいという親の願いが込められているのです。
五月人形の種類
五月人形と聞いて真っ先に思い浮かぶのは鎧や兜の飾りでしょう。しかし、それだけが五月人形ではありません。ほかにも代表的な五月人形には、元気な子供に育ってほしいという願いが込もった金太郎、魔除けの力があるという鍾馗(しょうき)、武と平和の象徴である神武天皇などがあります。
こどもの日を祝う伝統的な食べ物と意味
こどもの日に食べるものとして、ちまきや柏餅が有名です。それぞれ、なぜ子供の日に食べるのでしょうか。
柏餅
柏餅は柏の葉に包まれたあんこの入った餅です。この柏には古い葉は新しい葉がはえてくるまで落ちないという性質があります。この性質が、子孫繁栄や健康長寿につながると考えられ、こどもの日にめでたい食べ物として伝統的に食されています。
ちまき
柏餅に並んで、こどもの日に食べられるのはちまきではないでしょうか。ちまきをこどもの日に食べるという風習は中国の故事に由来するもので、邪気を払う食べ物とされています。
その昔、楚(そ)の国の王の側近である屈原(くつげん)が、陰謀によって失意の中、川に身を投げ亡くなってしまいました。
屈原を慕っていた多くの人が、供物を川へ投げて弔っていたところ、幽霊となった屈原が出てきてこう言ったとされます。「供物は有り難いが、悪龍に盗られてしまう。悪龍が嫌う楝樹(れんじゅ)の葉で包み、邪気を払う五色(青・赤・黄・白・黒)の糸で縛ってほしい」。人々がその通りにすると、屈原の元に無事届くようになったとされます。
(引用元:子どもの日、なぜ菖蒲や柏餅で祝うの? 由来と本来の意味は | マイナビニュース)