例文で見る、読書感想文のあらすじはこう書く!
読書感想文のあらすじの書き方を、例文を使って実際に見ていきましょう。
「あいつはともだち」の読書感想文あらすじ書き方例
小学低学年の子供におすすめの本「あいつはともだち」(作・内田麟太郎、絵・降矢なな)のあらすじの例文です。
キツネは、ヘビがなんとなくにが手です。長いからだでだきつかれると、ぞぞぞーっとしてしまいます。だから、冬ごもりをするヘビに、声をかけたいけどできないでわかれました。でも、そのことをずっと気にしていました。
(引用元:スイスイ!ラクラク!読書感想文小学1・2年生|成美堂出版、p21)
800文字の課題文字数で、例文は102文字です。読み手の興味を引くような内容で、簡潔にあらすじがまとめられています。このあらすじの後に、筆者のキツネと自分を比べて考えたことが続きます。
「ないた赤おに」の読書感想文あらすじ書き方例
こちらも小学低学年の子供におすすめの本「ないた赤おに」(作・浜田廣介、絵・いもとようこ)のあらすじの例文です。
この本に出てくる赤おには、こころのやさしいおにでした。でも、人げんとなかよくなりたいのに、人げんは赤おにをこわがって、あそびにきてくれません。「ドナタデモ オイデ クダサイ」とかいた立てふだを立てても、だれもきてくれないのです。だから赤おには、かなしくなって立てふだをこわしてしまいました。
(引用元:読書感想文がスラスラ書ける本小学1・2年生|成美堂出版、p122)
このあらすじは、145文字です。少し長めですが、読み手が物語の展開が気になるようなあらすじになっています。この後は、筆者の体験を「赤おに」のものと重ねて感想を述べています。
「ぼくのリアル」の読書感想文あらすじ書き方例
第63回青少年読書感想文全国コンクールコンクール、小学校高学年の部で課題図書になった「ぼくのリアル」のあらすじの例文です。
この物語は、幼なじみの小学五年生秋山璃在と飛鳥井渡のもとへ川上サジという転校生がやってくることから始まる。それまで微妙な距離があったリアルとアスカだったが、サジのおかげで、二人の距離は縮まっていく。そしていろいろな出来事を乗り越えながら三人は絆を深めていった。
(引用元:第63回小学校高学年の部 最優秀作品「ぼくのリアル」|第63回青少年読書感想文全国コンクール)
1200文字の課題文字数で、例文は130文字のあらすじです。この物語の内容が、簡潔に時系列でまとめられています。
まとめ
あらすじの書き方のポイントを紹介しました。あらすじは、書き出すとつい長くなりがちなので、短く簡潔にまとめることを心がけましょう。
参考
募集要項|読書感想文全国コンクール公式サイト
読書感想文の書き方小学生ならあらすじはどう書く?書き出し方法と量をご紹介|いちにの山紫水明
読書感想文を構成する4つの要素を理解すれば、感想文は簡単!|School post
読書感想文の本のあらすじの書き方│作例「走れメロス」|新聞と広告の向こう側
スイスイ!ラクラク!読書感想文小学1・2年生|成美堂出版、p21
読書感想文がスラスラ書ける本小学1・2年生|成美堂出版、p122
第63回小学校高学年の部 最優秀作品「ぼくのリアル」|第63回青少年読書感想文全国コンクール