「嫌い!食べたくない!」肉嫌いの子供への対策とおすすめレシピ紹介

育児をする上で、親御さんの困ることと言えば、子供の好き嫌い。どうにか嫌いな食品を食べさせられないかと躍起になっている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、無理矢理に食べさせても逆効果。どういった方法であれば、子供の嫌いな食品を克服できるのでしょうか。今回は、肉嫌いに特化して、原因や対策についてご紹介します。

子供でも大人にもある食品の好き嫌い

誰しも食べ物の好き嫌いはあるでしょう。西九州大学の調査によれば、幼児期の嫌いな野菜は、ピーマン、トマト、なす、人参、きのこという順番です。大学生期の嫌いな野菜は、トマト、ピーマン、なす、ゴーヤ、きのこの順。成長しても嫌いな食品には共通点があるようです。ちなみに、食品の嫌いな理由は、「味」や「食感」が主です。要するに、幼児期で食品の苦手を克服しておかなければ、将来的にもその食品を嫌いになり、食べなくなる可能性もあるのです。実際に、調査では「幼児期に嫌いだった食品を大学生期でも嫌い」と答えた割合は49.1%でした。嫌いな食品が多ければ、偏食で栄養バランスが偏ってしまうかもしれません。もし子供が肉嫌いなら早めに対策しておくことが効果的でしょう。

肉嫌いの理由

肉嫌いになる理由は、人それぞれで異なります。どういった理由が挙げられるか、いくつかご紹介します。

色と生臭さ

子供は大人以上に食品に対して敏感です。そのために肉の生々しい色、生臭さを嫌うようです。調理方法によっては、生臭さを取れずに食べれないようです。例えば、ジンギスカンは臭いがきつく、嫌悪感を示す子供もいるようです。また、牛肉や豚肉、鶏肉の見た目から生きていた動物を想像して、可哀そうになってしまうこともあるでしょう。

食感が嫌い

脂肪分の少ない肉は、固くてパサつきやすくなってしまいます。子供が口に入れれば、うまく噛めずに飲め込めないこともあるようです。豚肉は脂身が噛み切れず、鶏肉は皮の食感が気持ち悪く、肉の種類によっても苦手意識を持つことがあるようです。

子供の肉嫌いの対策

前提として、親御さんが焦って肉嫌いをなくそうと躍起になってしまうと、子供は余計に肉に対する拒否反応を抱いてしまいます。特に、好き嫌いをすると、怒ってしまう親御さんもいるかもしれませんが、苦手意識が強まってしまうかもしれません。成長の過程で食の好みが変化するため、対策を取りながら、長い目で子供の成長を見てあげてはどうでしょうか。

調理方法を工夫する

肉の生臭さや食感を克服するために、レシピを工夫してはどうでしょうか。肉を噛み切れず、うまく食べられないようであれば、シチューやカレーなどで肉を煮込みましょう。しっかり煮込めば、肉がやわらかくなって食べやすいようです。ほかにも、鶏肉のなかでも手羽先は固くなりにくく、ジューシーで食べやすいでしょう。

生臭さについては、肉の種類によって処理の方法が変わってきます。豚肉であれば、調理酒や白ワインにつける、生姜と合わせる、湯通しをする、重曹に漬け込む、といった方法で臭みを取れます。鶏肉も同様に、調理酒や白ワイン、クミンやカレー粉のスパイス、オレガノやバジルなどと合わせてもよいでしょう。牛肉であれば、牛乳もしくはヨーグルトに浸す、重曹に浸すなどを挙げられます。こういった下処理で、肉の生臭さを取ることができます。

他の食材で栄養素を補う

肉嫌いになると次の栄養素が不足してしまいます。まず、たんぱく質(アミノ酸)です。肉には、たんぱく質のほか、体内で生成できない10種類の必須アミノ酸を摂取できます。これらの必須アミノ酸は、集中力や精神の不安定さなどの精神面でのマイナス、体力や記憶力の低下につながってしまいます。生活に直接影響する可能性もあるのです。

また、ミネラルやビタミン類も不足します。肉は、鉄や亜鉛などのミネラルのほか、ビタミンB1、B12、ヘム鉄なども含んでいます。これらの不足によって、貧血や味覚障害といった悪影響を及ぼすかもしれません。

こういった栄養の偏りを防ぐために、代わりの食材で栄養素を補うことも一つの方法です。タンパク質であれば、いわしやいくらといった魚介類、卵類、納豆や豆腐などの大豆類でも補えます。必須アミノ酸については、それぞれの食品に含まれているため、魚介類や卵類、豆類、穀物類といったカテゴリーの食材をうまく取り入れましょう。
鉄や亜鉛などのミネラルは、かき、納豆、ごま、たらこ、あずき、いんげん、ソバ粉などから摂取できます。また、ビタミンB1はうなぎやたらこ、ナッツ類に、B12はかきやサンマ、にしん、あさりなどに含まれています。
このように、すぐに肉を食べられないようであれば、別の食品で補うのも一つの方法です。