指の数あて
これは2人で遊べる指遊びです。やり方は、片方が手のひらを相手から見えない位置に隠して、指を立てるなど、手で数字を表し、その数字をもう片方があてるというシンプルなゲームです。数字や指に興味を持ち始めた子供が楽しめる遊びです。両手の数字の足し算、引き算を計算すると、計算のトレーニングにもつながるかもしれません。
手で動物づくり
手を使って動物の形を表す、かんたんな遊びです。たとえば、両手でグーを合わせて、人差し指と中指の間から親指を出して、目の形にします。最後に小指とくすり指を伸ばしてクチバシをつくれば「カッパ」の完成です。両手の親指、人差し指、中指を合わせます。このまま左右のくすり指をクロスさせ、中指と人差し指の間から指先だけを見せます。中指と人差し指で抑え込み、前から見ると「カエル」の表情になっています。これ以外にも、手で表せられる動物はあるでしょう。オリジナルの作品に挑戦してもおもしろいはずです。
いっせーの
これは2人から5人や10人でも同時にできる指遊びです。「いっせーの」以外にも全国各地で呼び方が異なります。一人の「いっせーの〇〇」(○○で立っている指の本数をあてる)の掛け声に合わせて、ほかの人は左右の親指を立てるか立てないか決めます。言った数と実際に立っている指の本数が一致すれば、左右どちらの手を上がらせることができます。早く抜けられた方が勝ちで、最後まで残ると負けになってしまいます。流れから次にみんなが立てる本数を読むなど、駆け引きのある奥深い指遊びです。
寿司じゃんけん
基本的には2人、やり方によっては3~4人で遊べます。「e・f」「CCレモン」とも呼ばれます。これまでの指遊びよりもややルールが複雑になります。リズミカルに手を2回叩いて、お互いにアクションを示します。アクションは、「溜め」「攻撃」「防御」の3種類です。
溜めは、両手をフックのように組むポーズをします。1回の溜めで、1回の「攻撃」をするパワーを溜められます。溜めの状態で、相手から攻撃をされると負けになってしまいます。
攻撃は、ドラゴンボールの「かめはめ波」のように両手を広げて上下に合わせるポーズをします。1回分の溜めを消費して、攻撃できます。攻撃の際に、相手が溜めなら勝ち、攻撃か防御ならゲーム続行です。
防御は、両腕をクロスして胸にあてるポーズです。パワーを消費せず、相手がどのアクションでもゲームを続行できます。
パワーをいくつも溜めて、強化した攻撃を設定するなど、ルールのアレンジをすると、より盛り上がる指遊びです。
カレーライス
「グリーンピース」とも呼ばれます。「カレーライス」もしくは「グリーンピース」と言ってじゃんけんをします。「カレーライス」バージョンでは、グーで「グーカラ」、チョキで「チョウカラ」、パーで「パーカラ」に決まっています。交互に1回出した手を2回言って、新たに今出した手をつけ加えます。たとえば、前に出した手で「グー」2回目(今回)で「チョキ」を出したら、「グーカラ、グーカラ、チョーカラ」と言います。あいこのときには、相手より早く「水」と言います。早く「水」と言った方が勝つか、掛け声を間違った方が負けになります。グリーンピースバージョンでは、グーが「グリン」、チョキが「チョリン」、パーが「パリン」、あいこで「ドン」と言います。グリーンピースとカレーライスを交互に繰り返して、掛け声を混乱させるという遊び方もあります。