受験の準備までご紹介!西武学園文理小学校の歴史や教育の特徴とは - cocoiro(ココイロ)

多彩な教育カリキュラムを取り入れ、グローバルに活躍する子供たちの育成を目指しているのが西武学園文理小学校。歴史は2003年からと浅いですが、進学では数多くの実績をおさめています。西武学園文理小学校の歴史や教育理念、入学試験、進学先などについて今回の記事でご紹介します。

西武学園文理小学校とは

西武学園文理小学校の歴史

西武学園文理小学校では、これまでに下記の歴史を歩んできました。

2003年(平成15年)
新狭山キャンパスに小学校校舎を竣工
2004年(平成16年)
西武学園文理小学校開校
小中高12年一貫教育スタート
児童の創造性、協調性を育むCA(創作活動)スタート
小中高 合同体育祭、文理祭・創作展同時開催
体験学習プログラム(「田植え」「稲刈り」)を体験
宿泊研修(山かけ山)
2005年(平成17年)
富士五湖・西湖宿泊研修スタート
2006年(平成18年)
国際教育の一環としてアメリカ横田基地内の横田西小学校との交流スタート
日光宿泊研修スタート
2007年(平成19年)
登下校途中のメール配信開始
セキュリティ強化のため電話による校内緊急放送システム導入
北海道知床宿泊研修スタート
2008年(平成20年)
異文化体験としてイギリス語学研修スタート
イギリス イートンカレッジとの交流
オックスフォード大学・ケンブリッジ大学を訪ねる
2009年(平成21年)
国際教育の実践として、6年次にアメリカ研修を開始。ニューヨーク・ボストンを訪問、国連学校との交流等を行う。ハーバード大学、MIT訪問で高き志を抱く。
学校法人文理佐藤学園 創立者・理事長 佐藤 英樹先生 旭日中綬章受賞
2010年(平成22年)
1期生卒業
本校の教育理念の模範であるイギリス イートンカレッジ聖歌隊コンサート歓迎イベントを東京藝術劇場にて開催
特別活動室の2・3階に、より充実した先進的教育を実践するため、グローバルコミュニケーションルーム等を増築する
2011年(平成23年)
学校法人文理佐藤学園創立45周年
2013年(平成25年)
ノーベル物理学賞受賞 小柴 昌俊 先生(東京大学 名誉教授)ご講演
ノーベル化学賞受賞 鈴木 章 先生(北海道大学 名誉教授)ご講演
2014年(平成26年)
ノーベル化学賞受賞 白川 英樹 先生(筑波大学 名誉教授)ご講演
2015年(平成27年)
ノーベル物理学賞受賞 小林 誠 先生(名古屋大学 特別教授)ご講演
西武学園文理小学校開校10周年
2016年(平成28年)
学校法人文理佐藤学園創立50周年
西武学園文理小学校 第一期生 西武学園文理高校卒業 大学進学

(引用元:学校沿革|西武学園文理小学校

西武学園文理小学校の教育理念

西武学園文理小学校は、中学校、高等学校を通して12年間の一貫教育を行い、「世界トップエリート」の輩出を目指しています。イートンカレッジをはじめ、英国のパブリック・スクールを手本として、品性や知性、教養、精神性を養って真のエリートを育成します。

教育方針は「すべてに誠をつくし 最後までやり抜く 強い意志を養う」としています。学園のシンボルマークには熊を選びました。これは、ロダンの弟子であるフランソワポンポンの描いた熊です。英語の「BEAR」には、熊以外に「耐える」という意味を込められています。夢の実現のため「高き志」を持って、チャレンジを続けてやり遂げていく文理スピリットを持っていると言えるでしょう。

教育内容の特徴

教育の3本柱

世界のトップエリートを輩出するために、「3つの教育の柱」を設けています。これは「心を育てる」「知性を育てる」「国際性を育てる」の3つのことを指します。

「心を育てる」とは、人を思いやる心、感謝の心、誠実さ、命を大切にする心のことです。これを育むために、登下校やクラスでのあいさつや「異学年交流」、食の礼儀作法を学ぶ「マナー教室」、行事体験などを実施しています。

「知性を育てる」では、学ぶ喜びを感じ、創造性や論理性、プレゼンテーション力を確かな学力を土台に育てることを目指しています。文理ファームでの田植え、秋の収穫などの体験学習、英検・漢検の実施を通して、子供に必要な知性を育成しています。

最後に「国際性を育てる」。これは、日本人のアイデンティティを大切にしながら、国際交流を深めていくことです。外国人英語講師との交流、イギリス(5年次)やアメリカ(6年次)への海外研修から、国際社会でリーダーシップを発揮できる人材を目指します。

英語教育・文理イマージョン教育

西武学園文理小学校では、音楽や図工、体育を英語で実施しています。授業や休み時間、登下校時を通して、週10時間以上英語に触れます。1日中英語に触れられる環境を「文理イマージョン授業」と呼んでいます。日本人と外国人、2名の教師がチームティーチングで担当しています。

1~3年生では、外国人英語講師のネイティブ英語に触れて、聴く力を磨き、発生やリズムを身につけます。4~6年生では、アカデミックな英語に慣れるためリーディングやライティングの時間を設けています。

東京大学の協力のもと実体験から学ぶ本物の知識

西部学園文理小学校は、東京大学大学院と非常に強い関係を持っていることが特徴です。

各学年でテーマを設け、本物を体験、自然に触れる機会を設けています。例えば、1年生時には「自然観察会」として東京大学大学院理系研究所の協力のもと、同研究所付属植物園「小石川植物園」で園内を散策しながら、自然に触れる機会を設けています。

そのほかにも3年生時には、東京大学大学院理学系研究科附属日光植物園で、広大な自然に広がる多種多様な植物に関する話を園長先生から聞かせてもらうことができます。

4年生・5年生になると、早くも東京大学に赴きキャンパスツアーを行います。普段見たことのない研究設備や、各教員の研究分野の取組を聞いたりしています。

このように、日本の最高学府といわれている東京大学の教職員と触れ合えるということは小学生にとってなかなかない経験です。また、西武文理高校卒業生も、参加するため、自分の進路についてより身近に感じることができるのではないでしょうか。