読書感想文の書き方!5つのコツを例文つきでわかりやすく解説 ( 2 )

読書感想文で書く内容の考え方

読書感想文の書き方を理解したあとは、書く内容の考え方を身につけてみましょう。書く内容というのは、感想文を構成する1つひとつの要素とも言えます。書き方が分かっても、この要素が少ないと内容の薄い読書感想文になってしまいます。

それでは、読書感想文をコンクール入賞作品を例に使用してご紹介します。

本を読んだ理由・きっかけ

書き出しでは、その本を読もうと思った理由やきっかけを考えましょう。「タイトルがおもしろそうだったから」「表紙の絵がかわいらしかったから」「自分の好きなこと・興味のあることに関する内容だったから」「先生や親からおすすめされたから」など、簡単な理由でかまいません。以下の段落では、小中学校、高校に分けて例文を掲載します。

小学生の読んだ理由例

私は本屋でぐうぜん、この本を見つけました。なんで子供が子育てなんか、と思うかもしれません。この本にマンガが入っていなかったら読んでいなかったかもしれません。でも今、読んでよかった、と思っています。だって、親の気持ち、友達の気持ちがよく学べたからです。

(引用元:『10代からの子育てハッピーアドバイス』を読んで|1万年堂出版

中学生の読んだ理由例

私がこの本を見つけたとき、帯の「大切な忘れ物を届けに来ました」という言葉が私の目を引きつけました。

大切な忘れ物とはいったいどういうことなんだろう。そう思ったとたん、自分はとても大きな忘れ物をしているのではないかという気持ちになりました。

このコンクールに応募することは決めていましたが、どの本にするのか決めていなかったところにとても大きな課題が目の前に現れたようでした。私は迷わずこの本を読む事に決めました。

(引用元:『光に向かって100の花束』を読んで|1万年堂出版

高校生の読んだ理由例

私は、高森顕徹夜さんの『光に向かって123のこころのタネ』という本を読みました。理由は、「こころのタネ」とはどんなことなのか気になったからです。

(引用元:『光に向かって123のこころのタネ』を読んで|1万年堂出版

本のあらすじを簡潔にまとめる

読書感想文の読み手が本の内容を知っているとは限らないので、主人公の性格や特徴、出来事、そのほかの登場人物などを含め、本のあらすじを紙に書き出します。ただし、あくまでも感想文なので、あらすじは短く簡潔にまとめるようにしましょう。

「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって・どのように」を子供に意識させて書かせるようにし、本の内容から得た印象も書くといいでしょう。

小学生のあらすじ例

この物語は、幼なじみの小学五年生秋山璃在と飛鳥井渡のもとへ川上サジという転校生がやってくることから始まる。それまで微妙な距離があったリアルとアスカだったが、サジのおかげで、二人の距離は縮まっていく。そしていろいろな出来事を乗り越えながら三人は絆を深めていった。

(引用元:第63回小学校高学年の部 最優秀作品「ぼくのリアル」|第63回青少年読書感想文全国コンクール

中学生のあらすじ例

「シルヴィ以後」の生活は、ジュールずには辛く悲しい日々だった。シルヴィが、奈落の淵にいくのを止められなかったことで、自分を責め続けるジュールズ。(中略)深い悲しみの淵からジュールズを救ったのは、最愛の妹を守ろうとするシルヴィの強い想いだったのだ。

(引用元:第63回中学校の部 最優秀作品「つながりの中で今を生きる」|第63回青少年読書感想文全国コンクール

高校生のあらすじ例

浅川は、朝鮮にいる兄からの手紙の「朝鮮には不思議な温かさのある焼き物があり、それを見ると、無性にお前に会いたくなる。」という言葉に惹かれ、(中略)だが、浅川は、価値が全くないと世間が見向きもしない白磁の美しさに一目ぼれし、白磁の世界にのめりこんでいく。

(引用元:第63回高等学校の部 最優秀作品「白磁の人になる」|第63回青少年読書感想文全国コンクール

あらすじの書き方についてはこちらの記事でも例文つきで解説しています。

読書感想文のあらすじの書き方!5つのポイント【例文あり】