4歳児向け
絵本を読むことで、ひな祭りにおひな様を飾る理由を感じたり、ひな祭りにちらし寿司を作る体験のきっかけになるかもしれません。
『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』(教育画劇)
おはなの病気を治したのは、彼女が大切にしていた木ぎれの人形でした。
(引用元:おひなまつりにおひなさまをかざるわけ|絵本ナビ))
子供の厄祓いをするために紙の人形を川に流した「流し雛」の風習を丁寧に描いた作品です。熱が下がらなくなった妹を看病する兄がいました。妹が持っていた兄が作った木ぎれの人形が、妹を病から助けてくれるという物語です。今では豪華なひな人形ですが、昔は質素だったということや、ひな人形に込められた願いを知ることができる絵本です。
『おひなまつりのちらしずし』(福音館書店)
今年のちらしずしは、なおネエが作るんだって!弟のノブは心配でたまりません。さあ、お母さんの指導のもとに、なおネエの料理が始まりました! じょうずにできるかな?
(引用元:おひなまつりのちらしずし|絵本ナビ))
お姉ちゃんがお母さんからちらし寿司の作り方を教えてもらいながら作る姿を弟の目線で描いた絵本です。ちらし寿司の作り方が分かりやすく書いてあるので、この本を読んだ後には料理の手伝いをしてみたくなる子供もいるのではないでしょうか。
5歳児向け
ひな祭りを題材にした心温まるストーリーや、少し変わったひな祭りの由来のお話の絵本を紹介します。
『たまごからうまれた女の子』(佼成出版社)
子どもが欲しいと、夫婦が神様に祈っていると、ある日箱に入ったたくさんの卵が届きます。3月3日、ひな祭りに、たくさんの人形を飾るようになった由来話。
(引用元:たまごからうまれた女の子|絵本ナビ))
子供が欲しいと願っているお金持ちの夫婦の元に届いた50個の卵。しかし、夫婦は不気味に思って捨ててしまいます。それを拾った貧しい夫婦。その卵からは50人もの女の子が生まれました。
50個の卵から50人もの女の子が生まれるというインパクトのある内容です。女の子たちはどんな親でも親を敬い、大事にするという情景を描いています。長崎地方に伝わるひな祭りの由来のお話です。
『三月ひなのつき』(福音館書店)
よし子はまだひな人形を持っていない。お母さんが規格品を買い与える気になれないからです。ひなまつりを通して母と子の心の交流をすがすがしく描いた童話。
(引用元:三月ひなの月|絵本ナビ))
戦後の日本のお話です。よし子はまだひな人形を持っていません。それは、お母さんが戦時中に焼けてしまった自分のひな人形を思っているからでした。規格品ではなく心のこもったおひな様を娘に贈ってあげたいという母親の気持ちが伝わる、母娘の絆を感じられる作品です。
終わりに
おひな様の由来や伝統を子供と一緒に学べる作品から、ひな祭りを楽しむための絵本まで、ひな祭りにまつわる絵本を年齢別に10作品紹介しました。子供と一緒に絵本を読みながらひな祭りを楽しんでみてください。
参考リンク
ひなまつりの絵本|絵本ナビ
みんなでおひなさま!|絵本ナビ
ももも|絵本ナビ
もりのひなまつり|絵本ナビ
のはらのひなまつり|絵本ナビ
ひなまつりルンルンおんなのこの日!|絵本ナビ
わたしのおひなさま|絵本ナビ
ひなまつりにおひなさまをかざるわけ|絵本ナビ
おひなまつりのちらしずし|絵本ナビ
たまごからうまれた女の子|絵本ナビ
三月ひなの月|絵本ナビ
ひなまつりって何?0~3歳児におすすめ【ひな祭りの絵本】|「笑って暮らそう」
ひな祭りの絵本おすすめ15選!0歳、1歳、2歳、3歳~年齢別でご紹介!|ままのて