ひな祭りのひな人形は用意していますか? ひな人形だけではなく、子供の名前の入った「名前旗」を一緒に飾るとより華やかなひな祭りを演出できます。当記事では、ひな祭りに飾りたい「名前旗」をご紹介します。
もくじ
ひな祭りの名前旗とは?
ひな祭りは、ひな人形を飾ることで子供の健やかな成長を願い、厄を祓うお祭りです。中国から伝来した「上巳の節句」を起源として始まりました。
ひな祭りでは、女雛と男雛のひな人形を飾ります。人形のほかに菱餅やひなあられを飾ることも習慣となっています。平安時代から長い間受け継がれてきたひな祭りです。子供たちも楽しみにしているのではないでしょうか。
ひな祭りは伝統的な行事ではありますが、名前旗は昔からあるものではありません。近年人気のひな祭りアイテムの1つです。
名前旗とは、ちりめん生地などに子供の名前の刺繍が入った豪華な飾り旗のことです。ひな祭りのひな人形や端午の節句の兜と一緒に飾ります。
現代の家では、大きなひな人形飾りや兜を飾ることが難しいので、その代わりとして名前旗が登場しました。現代の形に合わせた初節句を祝うためのグッズなのです。
ひな人形のある家庭でも、名前旗を飾ることで華やかさを加えることができます。
また、現在はスペースの問題で姉妹や兄弟で1つの人形を共有することが多いようです。それぞれの子供の名前旗を飾ることで、子供1人1人の健やかな成長を願うことができると人気になっています。
名前旗の種類
名前旗の形式に決まりはありませんが、豪華な生地に子供の名前の金刺繍と生年月日が入っているものが一般的です。
大きさは高さ30cmから40cm程度とそこまで大きくないものが主流です。大きいものだと1m近い大きさのものを制作することもできるようです。
名前旗には、ちりめんや西陣織などの高級生地が使われることが多いです。名前の刺繍には金や銀、白の糸が使われます。名前のほかには縁起の良い絵柄も刺繍されています。
名前旗の中でもよく見かける手毬柄は、「大事に育てる」という意味や「性格が丸く健やかに育つように」との願いが込められています。ほかにも、桜柄や鶴、のしめなどの柄があります。
さらに、子供の名前だけでなく家紋を入れられることもあります。家紋が入るとさらに高級感のある名前旗に見えます。
名前旗をつるす房には、房飾りがついているのも特徴です。房飾りがつるし雛になっているものも。
旗自体だけでなく、周りの装飾も豪華なのが名前旗です。
最近は、人気のキャラクターを使ったものもあります。種類もいろいろあります。子供の好きなキャラクターを選ぶと良いでしょう。
立体的な絵柄がついていたり、ラインストーンやリボンなどがついているかわいらしいものもあります。
選択肢が多いので、子供の好みで選ぶこともできるでしょう。
家の飾る場所や、ひな人形の色合いなどに合わせて名前旗を作るのも良いでしょう。また、ひな人形を購入するときに特典として名前札がついてくることもあります。
名前旗の価格
名前旗の価格は、ピンからキリまであります。大きい名前旗や高級な織物、豪華な絵柄の刺しゅうが入っているものは15,000円から20,000円前後のものが多いようです。
最近は安いものも出てきています。手ごろな価格のものは7,000円台から10,000円程度のものが多いです。価格やスペースなどのことを考えて、名前旗を選ぶと良いでしょう。
安価な名前札やタペストリーも
名前旗よりも手ごろなのが名前札です。木札に名前と生年月日が印刷されているものです。
木札はひな人形を購入するときの特典としてついてくることもあります。
見た目は名前旗のように見える、素材が紙でできているタペストリータイプの名前旗もあります。普通の名前旗よりも少し安価です。