手作りひな人形を作る際のポイント
ひな祭りは、3月3日の桃の節句に子供の健やかな成長を祈願すると共に厄祓いをする日です。
家で飾る立派なひな人形も良いですが、子供と一緒に楽しく工作しながら作ったひな人形を飾るのも良い思い出になるはずです。
簡単に、身近な材料で
工作というと何か工作キットを買ってこなければ作れないのではないか、と考えてしまいますが、紙コップや紙皿、折り紙など身近なものを使ってもかわいいひな祭り用のひな人形を作ることができます。
子供が作りやすいように工夫することで、簡単に楽しくひな人形作りに取り組めます。
子供と一緒に作業しよう
子供と一緒に作業するので、汚しても良い環境を作ってから作業しましょう。2歳から4歳までの子供を対象に、年齢別にできる作業をまとめました。月齢や能力によって個人差はありますが、無理のない範囲で臨むことが大事です。
2歳児ができること
2歳児は、ようやくおしゃべりをし始めて、少しずつ意思の疎通もとれるようになってくる年齢です。指先の動作も、1歳児のころに比べていろいろとできるようになってきます。
- シールを貼る
- 紙をちぎる
- 紙をクシャクシャにする
- 物を重ねる、積み上げる
- 物を押し込む
- 物を引き出す
- 線を描く
- ドットを描く
2歳のころは、自分の興味があることはなんでもやってみたい時期です。紙をちぎったり、貼ったりする作業があればどんどんやらせてあげると良いでしょう。子供によっては難しいと感じる作業もあるかもしれません。できない部分は親がフォローして、楽しく作業ができるようにしてあげましょう。
はさみやカッターなどの刃物は危険なので、まだ持たせないようにしましょう。
3歳児ができること
3歳児になると2歳児よりもできることが増えてきます。手先が器用になって絵もオリジナルのものが描けたり、はさみにチャレンジすることができるのもこのころからです。
- 四角や三角を書くことができる
- クレパスやクレヨンなどで顔を書いたりできる
- 手でねじったり、つまんだりすることができる
- 穴にひもをとおすことができる
- 大きくゆっくりと慎重にはさみを使うことができる
- 自分で好きな色を組み合わせられる
- 折り紙の端と端を合わせて折れる
何に対してもあまのじゃくな対応をしたくなる年ごろです。やりたくない訳ではないものの、「今は嫌!」と言ってなかなか作業が進まないことがあるかもしれません。「少しでも良いからやってみよう」と促すか、ほかの作業に切り替えるなどして、子供が楽しく作業できるように心掛けましょう。
初めてはさみを使うときは、粘土用のはさみで粘土を切るところから練習していくと危なくありません。どうしてはさみが危ないのか、はさみを使うときのルールを教えながら、徐々に幼児用のはさみに切り替えていくと良いでしょう。
4歳児ができること
4歳児になると、はさみやペン、のりを上手に使って工作ができるようになります。2歳児、3歳児ではほとんど親が作っていたものが、子供自身で作れるようになります。
- 簡単な折り紙が折れる
- 特徴を捉えた絵が描けるようになる
- 粘土で創作することができる
自分の作りたいものを自由に作らせてあげましょう。ペンもクレヨンやマジック、絵の具などさまざまなものを組み合わせて物を作ることができるようになります。危険だと思うことや、できないということをサポートしてあげましょう。
終わりに
ひな祭りの制作物のアイデアを紹介しました。ひな祭りに向けて子供と楽しく制作してみてはいかがでしょうか。
参考
紙コップで簡単、ひな祭りの製作!|あつみ先生の保育日誌
2歳児におすすめの遊びや発達の特徴は?保育士がすすめる子どもに合った遊びを紹介|ままのて
3歳児におすすめの遊びは?発達の特徴と、遊びを通した保育のねらい|ままのて
4歳児におすすめの遊びは?4歳児の発達の特徴と遊びの注意点|ままのて