精華小学校の特色
精華小学校では、校訓を活かし実践するために学年に合わせた教育体制を整えています。
低学年では、「人のおせわにならぬように」という教育目標を実践するために、自分自身のことは自分でできるように自立精神を鍛えていきます。
高学年になるにつれて「人のおせわをできるように」という精神を学び、人への思いやりや助ける心を育てていきます。
学年担任制
精華小学校は1学年2クラス制となっています。クラス担任ではなく、2クラスを2人の学年担任が受け持つ学年担任制です。
学年担任は、1人が国語、もう1人が算数の教科を2クラス分受け持ちます。また、1学年につき1名、副担任もつきます。
専科制
各教科ごとに専任の教師が担当する専科制を全学年で実施しています。教科専任の教師が教えることで各教科でより専門性の高い授業を受けることができます。各教科ごとの特色は次のとおりです。
【国語】日ごろから日常のことを日記につづるように指導し、自己分析や文章表現力向上を目指しています。
【社会】資料から的確に読み解く力、情報を整理し課題を理解する力、自分の考えをまとめ伝える力を養うことを目的に指導しています。
【算数】答えが分かる喜びを感じられる算数の授業にするために工夫を凝らしています。
【理科】本物を見る感動を発見者と一緒に学ぶ「科学者と語る会」などを開き、見る、捉える、考えるを軸にした授業内容を組んでいます。
【音楽】知識、表現、鑑賞を軸に、音楽の楽しさや美しさで思考力や好奇心力を養います。
【体育】楽しく体を動かすことで総合的な体力の向上を目指しています。
【図工】造形の能力や技術だけでなく、表現力や豊かな心をはぐくむ情操教育を行います。
【家庭科】衣食に関係する活動を通じて、実践、体験的に家庭生活への関心を高めます。
【生活科】物事の見方や考え方を育成するため、体験を通じて学べるカリキュラムを用意しています。
【外国語】聞く、話す場を提供するため1クラスにネイティブスピーカーを含めた教員3名体制で、楽しく英語に慣れ親しみ、英語での体験的な学習を実践しています。
専任制を採用することで、きめ細やかなサポートができる学習環境を提供しています。また、高学年からは中学受験を意識した内容を盛り込んだ授業内容になっています。
西グラウンド3周運動
精華小学校では、朝に「西グラウンド3周運動」を実施しています。
1週150mのグラウンドを毎日3周走ることを目標に体力づくりと強い精神力づくりにも励んでいます。
また、4〜6年生は、月木金の放課後に遊びの時間を設けて、友達としっかり遊ぶことも大切にしています。
100冊の本運動
学校側は、休み時間には図書館に行くように指導しています。読書を通じて豊かな感性や知識を育むことをねらいとして「100冊の本運動」を実施しています。6年間に読んでほしい本100冊を学校で選定し、子供たちに紹介するものです。
卒業生の声
精華小学校に通っていた卒業生の声をご紹介します。
第92回生 魚住 宗一郎さん
慶應義塾普通部 中学1年 在学中(平成30年現在)僕は今中学での生活を満喫していますが、精華のことでまず思いつくのは「僕の小学校ってすごかったんだなあ」です。
各教科に専属の先生がいて、一人ひとりの先生が高いレベルで教えてくれました。精華で学んだ英語も含む主要5教科の基礎のおかげで、中学での勉強は簡単に理解できます。また、「集団行動」で規則を守ることも学びました。精華の移動風景は、居合わせた外国人から珍しがられるほど整然としています。精華での6年間で、勉強だけでなく人としてのモラルをも学んだと思います。
そして、精華での友達はいいものです。未だに一緒に遊んでいます。
第74回生 山田 美咲さん
神奈川学園中学高等学校 卒業
オランダ・アムステルダム音楽院
ピアノ科―学士・修士課程 卒業
ピアニスト、ピアノ教師、漫画アーティスト(平成30年現在)精華小学校入試、校長先生との面接で「この学校の名前を知ってる?」の質問に答えられず、泣き始めた私。親子共にだめだこりゃと思ったのに結果は合格で、精華での日々が始まりました。精華は各々の子が持つ芽が少しでもあれば、のびのびと育つよう温かく見守る学校。私はそれに甘えて自分の好きなピアノや絵を描くことに没頭し、先生方は文句の一つも言わず、むしろ今に繋がるチャンスを沢山与えて下さいました。
卒業する時の「漫画の描けるピアニストになりたい」という夢はオランダで実現しました。小学生という、教育で最も大事な時期に培ったものは、その後の人生に大きく関わってくることになると実感しています。
(引用元:卒業生の声|精華小学校))