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幼児教育無償化について
先ほどは、簡単に幼児教育無償化について説明しましたが、今回はより詳しく説明します。
「幼児教育無償化」とは
そもそも幼児教育無償化とは2017年12月に「新しい経済政策パッケージ(内閣府)」のひとつとして閣議決定されたものであり、「3~5歳のすべての子供と、住民税非課税世帯の0~2歳の子どもは、幼稚園・保育園などの利用料を無料、または場合によっては一部無料になる」というものです。
幼児教育無償化はいつから始まる?
幼児教育無償化は「新しい経済政策パッケージ(内閣府)」によると「幼児教育の無償化については、消費税率引上げの時期との関係で増 収額に合わせて、2019 年4月から一部をスタートし、2020 年4月から全面的に 実施する」とあります。
幼児教育無償化の問題点
幼児教育が無償化されて、多くの親は大変助かることでしょう。しかし、無償化をしたために、出てきたり、さらに深刻になる問題もあります。
待機児童の増加の可能性
今回の幼児教育無償化にあたって、認可外保育園は完全な無償化にされないため、認可保育園に預けたいと思う方が今以上に増える可能性が高いです。そのため、今以上に待機児童が増えるのではないかという可能性があります。
また内閣府の「新しい経済政策パッケージ」に
幼児教育の無償化よりも待機児童の解消を優先 すべきとの声がある。
(引用元:新しい経済政策パッケージ|内閣府))
このような記述もあるほど、今の待機児童の問題は深刻化しています。そのため、幼児教育の無償化よりも待機児童の解消を優先すべきという声も上がるのです。
保育・教育に質の低下
認可保育園と認可外保育園では保育の質や敷地面積・衛生面で格差があると指摘されているのが現状です。幼児教育無償化にあたって子どもを預けて働きたいという方が増えると、子どもの人数が増え、子供1人に割く時間が短くなるため、教育の質が下がるのではないかという可能性があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。幼児教育無償化について解説しました。何かと出費が多い子育ての時に、このような出費を抑える政策があることは非常に助かることだと思います。しかし、この政策を実施することは決まっていますが、検討している内容もあるそうです。自分の子供を幼稚園や保育園などに入園させるときは、どんな制度だったのかということを、ご自身で確認してから、入園させる方が良いでしょう。
参考リンク
幼児教育無償化の制度の具体化に向けた方針の概要|内閣府
さくっと知りたい「幼児教育無償化」 どういうもの?対象は?いつから始まる?|OkeikoLabo
2019年10月からの幼児教育・保育無償化「共働き家庭・シングルで働いている家庭」に該当する子どもと上限は?「幼稚園・保育所・認定こども園・認可外保育園別」にご説明|select
幼児教育無償化は2019年10月から、対象世帯とは・認可外施設も無償化か|Beyond
子ども・子育て支援新制度について|内閣府