ママによるイクメンパパの育て方
パパが育児をしようとしているのに、ママが叱って意欲を削いでしまっていませんか? イクメンパパに育てるためには、ママの接し方も重要になります。この章では「こうしたらイクメンパパに育てられる」という方法を紹介します。
優しい口調で伝える
まず、男性の心は繊細で折れやすいことを知っておいてください。
「なんで洗濯物をこんな風に干したの? 信じられない!」
こんな風に言われてしまうと、「自分は家事に向いてない」と諦めてしまう男性も多いでしょう。ポイントは責めないことです。厳しい口調で問い詰めるのもNGです。
育児で疲れている上に、パパにまで気を使うのもしんどいでしょう。しかし、立派なイクメンパパになってもらえれば、ママも負担を減らして快適に暮らせるでしょう。ここは踏ん張りどころです。
「あ、洗濯物は今度からこうやって干してくれると嬉しいな。慣れない家事を手伝ってくれて本当にありがとう。感謝してるからね。」
このように優しい口調で伝えると好印象で、次回以降も意欲的に取り組んでもらえるでしょう。
最初は得意分野だけでも任せる
料理がまったくできない男性にいきなり料理を任せるのは難しいです。パパのストレスになり、夫婦げんかの原因にもなりかねません。
パパの家事スキルにもよりますが、まったく家事ができない場合は、まずはごみ出しや掃除機といった簡単なことから頼みましょう。
そして、「完璧だよ! ありがとう。今日はこれをお願いしようかな」などと、少しずつお願いすることを増やしてみてください。そのためにも、出産前から家事を徐々にしてもらっておくと良いでしょう。
小まめに褒めて尊敬すること
注意点として、ママが「育児にパパが参加してくれて当然」といった態度で接してしまっては夫婦げんかにつながりかねません。
誰でも褒められると嬉しいものです。パパがごみ出しやオムツ交換などをしてくれたら、小まめに感謝の意を伝えるのが大切です。
男性はさげすまれるのが苦手なので尊敬するのも重要です。「仕事をしながら育児もしてくれてありがとう!」と伝えましょう。
また、ママに喜んでもらえるのはもちろんですが、パパとしても「自分の存在を子供に喜んでもらえる」というのが何より嬉しいのです。
「パパが作った離乳食、全部食べたね! 私が作ったものよりもおいしいのかも!」というように、ときには「おだて作戦」も効果的です。褒めて、おだてて、やる気を出してあげると自然にイクメンパパになります。
パパも「おだてられてるな」と感じることはあるようです。しかし、逐一責められながら育児をするより、ずっと気持ち良く育児ができるので、褒め言葉やおだて言葉には好意的というパパは多いです。