成蹊小学校の特色
週5日制
成蹊小学校では1971年から隔週土曜休業を取り入れ、1991年度からは完全週5日制を実施しています。これにより、子供に時間的なゆとりを与え、自主性や創造性が発揮できる場を広く増やす、という考えを浸透させています。
日記指導がある
成蹊小学校では創業当時から日記指導が行われています。子供自身が日記を書くことで毎日の生活の中で感じたことや思ったことを考える習慣を養います。
考える習慣が養われると、自分たちの成長を振り返り、新たな目標に向かって進みやすくなる、といった効果があります。また、教師と児童との絆を深めることや、相手にわかりやすく伝える力を養う、といったことにもつながります。
凝念(ぎょうねん)が行われる
凝念(ぎょうねん)とは、手を重ねて、左右の親指を合わせて桃の実の形を作り、黙想をすることで、創始者の中村春二が考案した精神集中法です。
凝念をすることにより精神統一がなされ、子供たちの心が整理され、すがすがしい気持ちで物事に臨むことが出来るようになります。成蹊小学校では創業当時から朝の会、帰りの会、授業の始め、給食の前、そして始業式や卒業式といった行事でも行われています。
桃の会活動
成蹊小学校の児童会は「桃の会」と呼ばれています。桃の会は、クラスを主体とした「学級桃の会」と5、6年生全員が13の委員会に分かれて所属する「学校桃の会」の2種類があります。
桃の会の活動を通して、ひとりひとりが興味あるものに参加して積極的に活動することで、組織の中での自分の役割を身を持って学びます。これにより、社会の中での自分の役割を意識することや自治の意識が養われます。
「こみち」という授業がある
成蹊小学校では総合教育の先駆けとして昭和30年代から始まった「こみち」という授業があり、全学年の児童が取り組んでいます。
教科の領域を取り払い、幅広い見地から学習していくことを目的としており、各学年の習熟度や段階に合わせてカリキュラムが設定されます。作物を栽培して収穫し調理して食べる、インターネットを使って調べたものを表現するといった学習を通して、子供達に新たな視野を養います。
専科制と教科担任制
成蹊小学校では音楽、美術、体育、英語は1年生から、理科は3年生から、こみちは5年生から専科制がとられています。
そして、5年生からは国語、社会、算数が学年内教科担任制となり、学級担任がそれぞれ2教科を担当する体制がとられています。
専科制と教科担任制が小学校で導入されるのは珍しいですが、成蹊小学校には専門分野を深く研究し、指導出来る教師が多く在籍しているため、この制度が実現しています。
行事が豊富
成蹊小学校では、1年を通して様々な行事が行われます。
5月 | 6月~7月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 2月~3月 |
運動会 | 夏の学校 | 文化祭 | 音楽会 | 正月集会 | マラソン大会 | ドッチボール・スポーツ大会 |
特に特色があるのが全学年で実施される「夏の学校」です。これは、子供たちと教師が共に山や海などの大自然に親しみながら1日中ともに生活をするというものです。日常から離れた大自然の中で集団生活をし、友達同士や先生たちとの交流を深めて自立する力もはぐくみます。
6年生の夏の学校では、卒業生による水泳師範団の指導により5日間の遠泳訓練が行われます。海岸沿いで水泳訓練を行い、遠泳当日は2キロの距離を泳ぎます。
生徒達の中でひとつのことをやり遂げた、ということは大きな自信につながり、生徒の心に成長を促します。
施設が充実している
教室と同じ広さのウッドデッキテラス、広いアリーナがあり水深調節可能温水プールがある体育館、全学年で食事ができる給食室、アスレチックやボルダリングが出来るトンネル山グラウンド、水辺の動植物が観察出来るビオトップガーデン、といったように成蹊小学校は施設が充実していることも魅力です。
メディアセンターと呼ばれる図書室では、約3万冊の蔵書をコンピューターで管理しています。1人1台のパソコンで自由にインターネット情報を検索することができ、学習に役立てることができます。また、グループ学習に適した可動式の机が用意されているパソコンコーナーもあります。
系列校への進学率が高い
小学校卒業後は、男女ともにに約90%の児童が成蹊中学校に進学します。さらに、中学校卒業後は、ほぼ全員が成蹊高等学校に進学しています。
高等学校卒業後は男女ともに進路が分かれ、約20%の学生が成蹊大学に進みます。