STEAM教育とはS(Science)、T(Technology)、E(Engineering)、A(Arts)、M(Mathematics)を重視する教育方法です。当記事ではSTEAM教育の概要から、これからの子供達に対する教育の在り方までを詳しくご紹介します。
もくじ
STEAM教育の意味や特徴について
STEAM教育とはどのような内容の教育なのでしょうか? ここではSTEAM教育について詳しくご紹介します。
STEAM教育の意味とは
STEAMとは五教科の頭文字を組み合わせた単語です。それぞれS(Science)、T(Technology)、E(Engineering)、A(Arts)、M(Mathematics)を表しています。STEAM教育とは科学、技術、工学、数学などの理数系科目と芸術分野の科目を重視する教育方法のことです。
STEAM教育プロジェクトの特徴
STEAM教育とは、アメリカの国家戦略として掲げられたもので、理数系人材育成が盛んになり始めた時期に注目されたワードです。2011年にオバマ元アメリカ大統領が優先課題に位置付け、具体的な施策を発表しました。オバマ元大統領は演説の中で、「ビデオゲームを買ったり、アプリで遊んだりするだけでなくそれらのゲームを作れるようになろう」という主旨のことを述べています。 その後、2013年にはSTEAM教育を重要な国家戦略として、年間30億ドルもの予算が割り当てられました。
これからのIT社会に向けて、高等技術を用いる技術者の不足や国の競争力の低下を懸念し、掲げられた教育方法がSTEAM教育なのです。
STEAM教育が求められる理由
STEAM教育が求められる最大の理由は、テクノロジーの発展です。既に私達の身の回りには、AIやIOT、ロボットなどが生活に密着しつつあります。そして将来的には、人間のカバーできない部分だけではなく、本来人間が行っていた仕事や役割までを担う時代が来るといわれているのです。子供たちはテクノロジーを利用する知識だけではなく、技術を持ち、作り上げていく能力が必要だといわれています。
世界的に見ても技術者の数は不足しています。国家の発展や子供達の未来を考えたとき、STEAMの分野の教育を強化してくことが必要不可欠なのです。